ブロックリフティング分解を用いたM分割整数離散コサイン変換(ディジタル信号処理)

元データ 2009-11-01

概要

音響,静止画像,動画像信号のようなディジタル信号のための変換符号化に,離散コサイン変換(discrete cosine transform:DCT)が広く用いられている.その変換符号化において,ロッシー・ロスレス統合符号化が近年注目されており,その実現のためにリフティングを用いた整数DCT(integer DCT:IntDCT )がいくつか提案されている.一方,DCTはその分割数によって変換性能が異なるが,従来のIntDCTは分割数8の場合を主に考慮しており,異なる分割数のIntDCTに容易に拡張できる一般的な構造を有していない.本論文では,従来法と同等以上の性能を保ちつつ,任意分割数M(ただし,Mは2のべき乗)に拡張できるIntDCTを提案する.ロスレス符号化のための効果的なリフティング構造とされるブロックリフティングを用い,分割数増加に伴うラウンディング数増加をできるだけ抑えることによって,変換性能の向上も同時に図る.本論文では静止画像符号化に焦点を当て,ロッシー・ロスレス統合画像符号化におけるシミュレーションを行い,従来法と比較して,提案法の優位性を示す.その際,4,8及び16分割IntDCTを設計し,任意分割数を容易に設計できることを同時に示す.

著者

池原 雅章 慶応義塾大学大学院理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学理工学研究科
鈴木 大三 慶應義塾大学理工学部電子工学科
池原 雅章 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学

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