非最大間引き完全再構成FIRフィルタバンクの設計

元データ 1996-10-25 社団法人電子情報通信学会

概要

マルチレートを用いた適応信号処理をはじめ,非最大間引きフィルタバンクを必要とするアプリケーションは少なくない.しかし,最大間引きフィルタバンクに比べあまり研究がなされていないのが現状である.本論文では,完全再構成条件を満たす非最大間引きフィルタバンクの設計法を提案する.ここではそれぞれのフィルタに線形位相性を課すことを考え,更に設計アプローチとして双直交の場合と直交の場合のそれぞれを考える.但し非最大間引きの場合,そのエイリアシングキャンセルの機構を考えると間引き数が分割数の約数となる場合以外は分解側と合成側が同じ周波数特性をもつことはできない.言い換えると,双直交フィルタバンクについては任意の間引き率のもとで設計できるが,直交フィルタバンクについては間引き数が分割数の約数という制約が必要となる.このように本論文では,双直交および直交それぞれについて完全再構成かつ直線位相をもつ条件を考察し,その設計法を示す.また,それぞれについて設計例を挙げ本論文の有効性を示す.

著者

池原 雅章 慶應義塾大学理工学研究科
長井 隆行 電気通信大学
長井 隆行 慶應義塾大学理工学部電子工学科
池原 雅章 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科
池原 雅章 慶應義塾大学

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