ヒト腕の関節角躍度に基づいた手話単語検出法

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概要

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手話翻訳システムでは,手話運動を単語を表す運動に分割することが認識率を上げる。しかし,手話運動中の単語間を繋ぐ遷移動作を省くことが難しい。本研究では,手話運動中の単語領域において関節角躍度が大きい傾向が見られたことから,躍度が大きい領域を検出し,滑らかでない部分と単語領域の関係を考慮した検出法を検討した。その結果,単語が失われないようにパラメータを調節しても,誤って検出する遷移動作が少なかった。この提案法の妥当性を検証するため,手話経験が豊富な被験者に検出した単語領域を提示し,単語の意味が理解できるかを確認する知覚実験を行なった。これより,提案法により検出された単語領域は単語を表す運動の特徴を検出していることが示唆された。
2003-03-15

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