リズムを表現するヒト腕の運動の解析
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概要
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指揮者のように, ヒトがあるリズムを表現する運動を行なう場合, その軌道はヒトが自然に行なう周期運動とは異なる特徴があると考えられる. 本研究では, ヒト腕のリズム表現をする運動について調査するために, 被験者にメトロノームの音にリズムを合わせて生成された楕円運動を解析した. 実験はまず, 被験者に対して何も指定せずに音に合わせた自然な運動と, 楕円上の経由点位置で音に合わせるように指定された時の, リズムを表現する運動を計測した. その結果, 経由点を指定する, リズムを表現する軌道では指定した点を通過する時点の前後でトルク変化にピークが現われた. 更に指揮者のような運動を計測したところ, 同様にトルクの変化ピークが現われる結果が得られた. この結果はヒト腕のリズムを表現する運動の計画は, トルク変化量を増大させることで特徴を表していると考える.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-14
著者
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