ヒト腕の運動タスクにおける学習の汎化性
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概要
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ヒト腕の2点間到達運動において,運動時間を最小にするタスクを課したときの運動学習の汎化性について調べた。まず被験者は何も教示がなければ,運動時間最小軌道ではなく指令トルク変化最小軌道を生成することが確認できた。次に,ある始点終点の到達運動に対して運動時間を最小にするための教示情報を与えて学習させた後,異なる始点終点に対して最適軌道が生成されるか調べた。その結果,キネマティクスに関する教示情報だけでは運動学習の汎化性は無く,ダイナミクスに関する教示情報と訓練によってコツが習得されて,学習の汎化がおきることがわかった。従って,コツの習得にはダイナミクスに関する教示が必要であると推測される。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-13
著者
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