スターフルーツに含まれる特徴的な成分の熟度による変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スターフルーツの摘果果実や過熟果実の利活用に資する基礎情報を得ることを目的として,スターフルーツを特徴付ける成分と熟度との関係について検討した.総ポリフェノールとプロアントシアニジンの含量は,熟度2以降,すなわち果皮が黄色に7分着色してからの変動は小さいこと,総シュウ酸量は未熟果実(果皮色が緑色)で最も多く,成熟(果皮色が緑色から黄〜橙色へ変化)するにつれて減少することが明らかとなった.また,スターフルーツに含まれる主要な糖はグルコース,フルクトース,スクロースであり,樹上での果実の成熟につれてグルコースとフルクトースはわずかに増大したが,熟度1から熟度2の間にスクロースが顕著に増大し,総量が増加することが明らかとなった.GABAの含量は熟度と関連が明確ではなかったが,収穫期による変動が大きい成分であることが判明した.
- 2011-05-15
著者
-
氏原 邦博
九州沖縄農業研究センター
-
須田 郁夫
農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ
-
沖 智之
九州沖縄農業研究センター
-
氏原 邦博
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
-
須田 郁夫
九州沖縄農業研究センター
-
佐藤 麻紀
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
-
沖 智之
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
-
須田 郁夫
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
-
佐藤 麻紀
九州沖縄農業研究センター
-
松村 まさと
沖縄県立農業大学校
-
住 秀和
大宜味村役場
-
須田 郁夫
農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター機能性利用研究チーム
関連論文
- 紫サツマイモの加工食品に含まれる主要アントシアニンの定量
- 移植苗を用いたサトウキビの密植栽培による短期収穫および多収栽培の可能性
- サトウキビ新品種「Ni22」の早期収穫適性
- 黒砂糖の色調と品質に及ぼすサトウキビ搾汁機ローラーの材質とライミング処理の影響
- エネルギー用サトウキビからの食糧共存型バイオマスエタノール生産
- 3-8.エネルギー用サトウキビを用いたバイオマスエタノール生産プロセスの開発((2)エタノール,Session 3 バイオマス等)
- 紫甘しょに含まれる主要アントシアニンの一斉定量
- 紫サツマイモ「アヤムラサキ」から調製したアントシアニン含有物の高血圧自然発症ラットに対する血圧降下作用
- 紫サツマイモに含まれる抗酸化成分
- 2,3-ナフタレンジアルデヒド蛍光誘導体化によるヒト血しよう中のアンジオテンシン類の高速液体クロマトグラフィー ( バイオサイエンスと分析化学)
- 有色サツマイモ味噌製造におけるアントシアニン, ポリフェノールおよびβ-カロテンの変化
- 干ばつの常発する地域で安定多収を可能とするサトウキビの有望系統
- 収穫適期幅が長く安定多収なさとうきび新品種「NiTn20」の育成
- 16-3 異なる窒素施肥量におけるサトウキビ品種及び種属間交雑系統の養分収支(16.畑地土壌肥よく度,日本土壌肥料学会 2005年度大会講演要旨集)
- アコヤガイ貝肉アルカリプロテアーゼ分解物の降圧効果とアンジオテンシンI変換酵素阻害ペプチドの単離・同定
- 近赤外分光分析法によるソバ粉の水分,油分,蛋白質含量および機能性の測定
- ラジカル消去能の簡易測定法の開発およびソバ粉の品種間差異
- パインアップル茎葉を含めた未利用部分のポリフェノール含量
- 沖縄県産果実類・野菜類のポリフェノール含量とラジカル消去活性
- 伸長性に優れたサトウキビ系統「KF92T-519」の導入による収量改善効果
- 八重山地域におけるサトウキビの夏植型1年栽培に適する系統の選定
- 八重山地域におけるサトウキビ系統KF93T-509の各作型における栽培適性
- 石垣島,多良間島,沖縄本島北部,伊是名島,喜界島におけるサトウキビ少収,低糖度の要因と栽培改善に有望な品種の選定
- 種属間交雑で作出した連年株出し多収性サトウキビの飼料としての評価
- 琉球弧のサトウキビ少収地域における栽培改善に必要な品種特性
- 石垣島, 沖縄本島南部, および種子島におけるサトウキビの秋収穫栽培技術開発の現状と問題点
- γ-アミノ酪酸(GABA)を増強したサトウキビ乳酸発酵飲料の開発
- 植付け時期の異なるサトウキビの7月における生育と群落形成
- 種子島および沖縄本島南部におけるサトウキビの秋植え・秋収穫栽培成立の可能性の検討
- 種子島の9月に高糖性を発現するサトウキビ品種・系統の探索
- 紫サツマイモの加工食品に含まれる主要アントシアニンの定量
- エネルギー用サトウキビからの食糧共存型バイオマスエタノール生産
- 23 サトウキビの湛水田での栽培における発根及び茎の形態的特徴
- 39. サトウキビ茎の傷害部に蓄積するポリフェノール(日本熱帯農業学会第97回講演会)
- 28. 茨城県つくば市におけるサトウキビ及び近縁種の地上部乾物収量(日本熱帯農業学会第96回講演会)
- つくばの畑と水田で栽培したサトウキビ品種及び種属間交雑系統の養分収支(16. 畑地土壌肥よく度, 2004年度大会講演要旨集)
- サトウキビの染色体観察法
- サトウキビジュースにおける有用成分の生育時期別推移と加工時の消長
- 種子島におけるさとうきび品種・系統のマルチ・無マルチ株出栽培での生育及び収量,品質
- 食品の抗酸化能測定法の統一化を目指して : ORAC法の有用性と他の測定法との相関性
- リポキシゲナーゼ完全欠失大豆「いちひめ」の育成と新用途開発研究
- 大豆新品種の放射線育種--リポキシゲナ-ゼ完全欠失品種「いちひめ」 (特集 最近の放射線育種)
- γ線の大量照射によりアラビドプシスに誘導される形態的及び生理的変異の解析
- パインアップル葉におけるポリフェノール物質の機能性解析
- 茎伸長が優れ安定多収のサトウキビ品種「Ni23」の育成
- 水田におけるサトウキビ及び近縁種の生育特性(日本作物学会第216回講演会要旨・資料集)
- 植付・収穫時期を異にした1年栽培サトウキビ品種・系統の生育差異
- 普及品種の茎収量が少ない条件下でも多収性を発現する系統の評価のあり方NiF8の茎収量が少ない条件でも多収性を発現する系統の特徴
- 種子島における初冬季収穫栽培に適応性の高い品種および系統
- 70 種属間交雑で作出した多収性サトウキビ系統の地上部、地下部の特性
- タイ王国におけるサトウキビ野生種(Saccharum spontaneum)の特性 : タイ北部から南部にかけて、主要地域で収集したサトウキビ野生種の染色体数
- S-3 アントシアニンによる抗動脈硬化作用
- 有色サツマイモのDPPHラジカル消去能とORAC (活性酸素吸収能)
- 国内産大豆のイソフラボン,チアミン,リボフラビンおよびトコフェロール含量の変動
- 高いラジカル消去活性を有する紫サツマイモ品種選抜のための簡易迅速な分光光度法
- サツマイモ「シモン1号」葉部熱水抽出液のラジカル消去活性
- 近年の食スタイルから見たサツマイモの生活習慣病予防効果
- 高アントシアニンカンショジュース飲用による血清γ-GTP, GOT, GPT値の変動
- 高アントシアニンサツマイモの開発と利用
- 紫サツマイモの生理機能 (特集/機能性色素による食品のデザイン)
- カンショ飲料の開発とその特性 (特集:清涼飲料の消費者トレンドと技術動向)
- 紫甘しょジュース飲用ラットにおける四塩化炭素誘起肝障害の軽減
- 95 普通ソバにおける穂発芽がソバ粉の糊化特性、機能性成分に及ぼす影響
- 抗酸化能測定法であるH-ORAC法の室間共同試験
- 4-19 近赤外分析による飼料用さとうきびの飼料成分推定
- 九州沖縄農研で育成中のサトウキビ品種・系統の砂糖生産力からみた繊維分評価
- 高圧溶媒抽出したタマネギケルセチン類の定量
- 技術論文 紫サツマイモを原材料としたチップスのラジカル消去活性
- サトウキビ栽培における収穫時の原料茎糖度と収穫後の一次株出し栽培における茎収量との関係
- 有色サツマイモ味噌の機能性について
- 株出多収性の種属間交雑系統に変異処理をして作出した集団から選抜した系統の特性
- さとうきび株出安定多収系統「KR91-138」の低収地域における収量性
- 琉球弧におけるサトウキビ生産の実態と栽培技術開発の基本的方向
- 種子島でのサトウキビのマルチ・無マルチ株出栽培における萌芽, 初期成育の品種・系統間差異
- 琉球弧の数か所で栽培したサトウキビ品種および系統が秋季に示す糖度の地域間差異と作型間差異
- 25. サトウキビの種属間交雑で作出した株出しでも乾物生産力、糖生産力の高い系統
- 食品の抗酸化力表示による高付加価値化を目指して (特集 食品の研究--最近の展開方向)
- 抗酸化能測定法であるH-ORAC法の室間共同試験
- 24. さとうきび品種・系統、種属間交雑系統、野生種、近縁属植物の地上部、地下部の初期生育
- 23. さとうきび品種・系統、種属間交雑系統、野生種、近縁属植物の低温発芽・伸長性
- 葉を食用とするサツマイモ「すいおう」葉部のルテイン,ポリフェノール含量に及ぼす加熱調理法の影響
- スターフルーツに含まれる特徴的な成分の熟度による変化
- 食品の抗酸化力表示による高付加価値化を目指して
- 表面プラズモン共鳴バイオセンサーによるサツマイモ品種すいおうの茎葉由来のカフェオイルキナ酸誘導体類と酵素との相互作用解析
- 表面プラズモン共鳴バイオセンサーによるサツマイモ品種すいおうに含まれるカフェオイルキナ酸類とアンギオテンシン1変換酵素との相互作用解析
- 紫サツマイモを原材料としたチップスのラジカル消去活性
- 紫黒米・黒大豆中の総アントシアニンの pH differential 法による定量とその試験所間比較による妥当性確認
- サトウキビ廃糖蜜の焙煎によるDPPHラジカル消去能の増加と抗変異原性(自然科学編)
- 紫サツマイモを原材料としたチップスのラジカル消去活性
- 高バイオマス量サトウキビ系統KY01-2044の南西諸島各地域での生産力
- 紫黒米・黒大豆のアントシアニン分析における高速液体クロマトグラフィーと pH differential 法の比較
- 種子島での夏植サトウキビの糖蓄積
- 九州沖縄農業研究センターにおける豆類・ソバ・サトウキビの遺伝資源の収集 (特集 品種の収集・保存・配布) -- (農林水産省傘下の機関における取組)
- 表面プラズモン共鳴バイオセンサーによるサツマイモ品種すいおうに含まれるカフェオイルキナ酸類とアンギオテンシン I 変換酵素との相互作用解析
- 収穫適期幅が長く安定多収なさとうきび新品種「NiTn20」の育成
- 茎伸長が優れ安定多収のサトウキビ品種「Ni23」の育成
- 日本において一般的に食されている野菜・果物の親水性抗酸化能およびこれらの食品からの親水性抗酸化物質一日摂取量の推算
- DMAC法による豆類中の総プロアントシアニジンの定量法
- DMAC法による豆類中の総プロアントシアニジンの定量法
- 日本において一般的に食されている野菜・果物の親水性抗酸化能およびこれらの食品からの親水性抗酸化物質一日摂取量の推算