種子島でのサトウキビのマルチ・無マルチ株出栽培における萌芽, 初期成育の品種・系統間差異

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概要

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種子島での冬期収穫さとうきびの無マルチ株出栽培の可能性を検討するために,さとうきび品種NiF8,Ni12,株出安定多収有望系統KF92-92,KF93-173を用いて,2月収穫後のマルチ・無マルチ株出栽培での萌芽,初期成育を調査した。Ni12,KF92-93は無マルチでも低温化での萌芽が良好であった。また,初期成育も良好であり,7月1日時点での無マルチ区の生存茎数,仮茎長はNiF8のマルチ区以上になった。また,畦内の茎分布を見るとNiF8は無マルチ栽培によって分布が狭くなったのに対し,KF92-93は逆に広くなる傾向が見られた。本研究の結果,種子島の2月収穫後の無マルチ株出栽培でも萌芽,初期成育が良好な品種・系統が存在することが確認された。
日本作物学会の論文
2003-05-15

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