干ばつの常発する地域で安定多収を可能とするサトウキビの有望系統
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概要
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干ばつの常発する地域の生産性向上に向け, 安定して高い生産力を示す優良品種の育成を目標に系統の選抜を行い, 宮古島, 南大東島において有望系統を観察した.宮古島で有望なRH86-410, RY93-33は, 生育に少雨(干ばつ)の影響がみられた新植・株出しで, 標準・比較品種と比較して原料茎重が重く, 可製糖量も多かった.両系統は少雨(干ばつ)の影響がみられた後でも生葉数が多い, あるいは, 生葉重が重いという特徴があった.南大東島ではRY93-33, RY93-34が有望であった.両系統は, 干ばつの影響が軽微であった前作と比較した場合, 標準品種に比べて原料茎数, 1茎重, 原料茎重の減少が少ないという特徴があった.また, 標準品種よりも茎長が長く, 生葉数が多いという特徴もあった.これら系統の活用により, 干ばつによる生産量の減少を小さくでき, 宮古島, 南大東島のサトウキビの安定生産が図れると期待できる.
- 日本作物学会の論文
- 2005-05-15
著者
-
伊禮 信
九州沖縄農業研究センター
-
松岡 誠
九州沖縄農業研究センター
-
寺島 義文
九州沖縄農業研究センター
-
氏原 邦博
九州沖縄農業研究センター
-
境垣内 岳雄
九州沖縄農業研究センター
-
杉本 明
九州沖縄農業研究センター
-
宮城 克浩
沖縄県農業研究センター宮古島支所
-
杉本 明
国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点
-
謝花 治
八重山農林水産振興センター農業改良普及課
-
名嘉真 繁
アグリサポート南大東島(株)
-
伊禮 信
沖縄県農業研究センター
-
太郎良 和彦
沖縄農研
-
宮城 克浩
沖縄農試
-
太郎良 和彦
沖縄県農業研究センター
-
伊志嶺 正人
沖縄県農業研究センター宮古島支所
-
大田 守也
沖縄県農業試験場宮古支場
-
伊志嶺 正人
沖縄県糖業農産課
-
謝花 治
沖縄県農業試験場
-
崎山 澄寿
沖縄県農業試験場
-
名嘉真 繁
大東糖業株式会社
-
福原 誠司
九州沖縄農業研究センター
-
大田 守也
沖縄県農業研究センター
-
伊志嶺 正人
沖縄県庁
-
氏原 邦弘
九州沖縄農業研究センター
-
松岡 誠
農研機構九州沖縄農研
-
福原 誠司
アサヒビール株式会社豊かさ創造研究所
-
境垣内 岳雄
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターバイオマス資源作物開発チーム
-
崎山 澄寿
沖縄県農業研究センター名護支所
-
宮城 克浩
沖縄県農業研究センター
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