植付け時期の異なるサトウキビの7月における生育と群落形成
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概要
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新たな栽培型である秋植え/秋収穫を確立し, それに必要となる特性を備えた品種を効率的に育成するには, 収量や糖蓄積に関する機構解明が重要である.その機構解明に向け, 種子島において植付け時期を異にしたサトウキビの生育と乾物生産に着目して調査を行ったところ, 品種・系統を問わず, サトウキビの生育にとって, 9月植えは良好な環境であることが確認され, 11月植えは不安定な一面をもつと考えられた.9月植えの乾物の大きさは地上部分げつ茎の影響が大きかった.登熟特性や収量特性の異なる4つの品種・系統の乾物構成と相対群落内光量子の調査から, 9月植えは, 2月植え, 11月植えと比較して, 群落(個体群)の高い光利用の態勢が整っていることがわかった.また, 品種・系統により, 植付け時期が異なった場合の光利用の態勢に差異がある可能性も示唆され, 茎形成に特徴をもつ品種・系統の存在も明らかとなった.
- 2005-05-15
著者
-
伊禮 信
九州沖縄農業研究センター
-
松岡 誠
九州沖縄農業研究センター
-
寺島 義文
九州沖縄農業研究センター
-
氏原 邦博
九州沖縄農業研究センター
-
境垣内 岳雄
九州沖縄農業研究センター
-
杉本 明
九州沖縄農業研究センター
-
杉本 明
国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点
-
伊禮 信
沖縄県農業研究センター
-
福原 誠司
九州沖縄農業研究センター
-
平原 徳明
九州沖縄農業研究センター
-
久保 光正
九州沖縄農業研究センター
-
追立 祐治
九州沖縄農業研究センター
-
羽生 道明
九州沖縄農業研究センター
-
矢野 節雄
九州沖縄農業研究センター
-
追立 祐二
九州沖縄農業研究センター
-
氏原 邦弘
九州沖縄農業研究センター
-
松岡 誠
農研機構九州沖縄農研
-
福原 誠司
アサヒビール株式会社豊かさ創造研究所
-
境垣内 岳雄
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターバイオマス資源作物開発チーム
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