精神発達遅滞者の機能的活動年齢の推定に関する重回帰モデルと主成分モデルの比較
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概要
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本研究は精神発達遅滞者の老化にともなう機能的な低下を的確に把握する年齢尺度の開発を目的とした。調査対象は生活年齢35歳以上の精神薄弱者更生施設入所中の精神発達遅滞者313名とした。彼らの機能的活動は日常生活関連動作を主たる内容として把握した。機能的活動年齢に関する推定式の導出は重回帰分析と主成分分析で検討した。重回帰分析では生活年齢と0.91の相関をもつ機能的活動年齢尺度が, また主成分分析では0.74の相関をもつ推定式が得られた。以上のことから, 精神発達遅滞者の機能的活動年齢が日常生活関連動作を用いて推定できること, その際, 重回帰モデルによる推定式が主成分モデルに比して妥当性が高いことが示された。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1995-11-30
著者
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