未知入力オブザーバを用いたカオス通信

元データ 1998-11-19 社団法人電子情報通信学会

概要

2個のサブシステムはカオス的な振動をしているが, 各時間での状態が等しくなるような現象はカオス同期と呼ばれる.本論文では, まず, システム理論で用いられている未知入力オブザーバの設計法を利用して, カオス同期システムの構成法を提案する.次に, その手法を用いて送信側と受信側のシステムをカオス同期させることにより, 情報信号の復元を実現させるカオス通信法を提案する.さらに, 干渉に対する性能の向上を目的として, 最小2乗法を導入した改良法も提案する.この改良法では, 1本の伝送線でパラレル通信が可能であるという利点がある.提案した通信法に対し, 例題を用いて性能の評価を行なう.

著者

潮 俊光 大阪大学大学院基礎工学研究科
井上 栄治 大阪大学大学院基礎工学研究科

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