QoSレベル公平化に基づくリアルタイムシステムのQoS適応制御(ソフトウェアシステム)

元データ 2004-03-01 社団法人電子情報通信学会

概要

リアルタイムシステムにおける過負荷状態時には,各タスクのCPU利用率を下げることでデッドラインミスを回避する必要がある.一般に各タスクのQoSレベルはそれぞれ異なったCPU利用率の非線形関数で表されるため,同じ割合でCPU利用率を変化させたとき,QoSレベルの変化はタスクによって異なる.本論文では,過負荷状態を避けながらQoSレベルの偏りをなくすために,指定された総CPU利用率のもとですべてのタスクのQoSレベルを公平化するようなCPU利用率の制御を行うQoS適応制御法を提案する.QoSレベルを公平化するようなCPU利用率を求め,それに基づいて制御するのは困難であるが,本手法では,現在の平均QoSレベルに基づいて制御するようなQoS適応制御器を導入することで,QoS公平化を達成するCPU利用率が未知であってもQoSの公平化が可能である.この目的を達成するために,制御理論を用いで,QoS適応制御器で配分されるCPU利用率がすべてのQoSレベルを等しくする値に収束する条件について述べる.またシミュレーションによって本手法の有効性を示す.

著者

潮 俊光 大阪大学大学院基礎工学研究科
原田 史子 立命館大学情報理工学部
中本 幸一 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
中本 幸一 Necネットワークスネットワークス開発研究所
原田 史子 大阪大学大学院基礎工学研究科

関連論文

▼もっと見る