3次元描画運動による表面曲率の報告(第2報)

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概要

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3月における同研究会において発表したテーマについての第2報。描画運動を用いて脳内における表面曲率の表現を明らかにすることが本研究の目的である。今回新たに次の2点について実験を行った。1) ポインティング課題をもちいた主曲率方向の報告の精度。2) 描画運動によって報告される曲面上に描かれた曲線の曲率の精度と主曲率方向からの角度との関係。1) について、被験者は面の形状や視覚手がかりの種類にかかわらず高い精度と安定性を持って主曲率方向を反応することができることがわかった。2) について、被験者はおおむね曲率の変化に対応することができるが、双曲面を用いた場合反応される曲率の精度は曲率がゼロになる方向 (頂点を通る母線方向) 付近で不安定になることがわかった。ここまでの結果から描画運動を行うときの脳内における面の表現にとって大事な要素が主曲率である可能性が示唆された。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-05-24

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