小脳プルキンエ細胞単純スパイク発火を介する垂直方向追従眼球運動モデリング
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概要
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内部に細胞発火を持つ眼球運動シミュレーションシステムを作ることで、視覚運動変換のための神経回路を定量的に解析できる。我々は生理実験で使った速度ステップ状視覚刺激を与えると、小脳腹側傍片葉のプルキンエ細胞単純スパイク発火と眼球運動を再現する垂直方向追従眼球運動シミュレーションシステムを構築した。網膜誤差から単純スパイク発火頻度を作り出す非線形回路と、単純スパイクから眼球運動を作り出す線形回路をつなぐことでこのシミュレーションシステムをつくった。システム中のsaturation、フィルターが神経回路中のどこに実現されているのか、下向き運動制御回路と上向き運動制御回路で何故別のフィルターが必要だったのかについて論じる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-23
著者
-
川人 光男
ATR人間情報通信研究所
-
小林 康
大阪大学大学院生命機能研究科
-
山本 憲司
ATR人間情報通信研究所
-
小林 康
生理学研究所統合生理
-
竹村 文
科学技術事業団CREST
-
河野 憲二
科学技術事業団CREST
-
竹村 文
産業技術総合研究所脳神経情報研究部門
-
竹村 文
産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門
-
川人 光男
Atr人間情報科学研究所
-
川人 光男
Atr人間情報科学研
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