ヒトが知覚する腕の長さと手先位置の誤差に関する研究
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概要
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ヒトが腕に関する視覚情報を遮断されたとき,体性感覚のみにより知覚した手先位置には数cmもの誤差が生じることが知られている.過去の研究においては,固有受容器から来る関節角度情報の不正確さによると報告されている.本研究では,関節角度から手先位置を計算するキネマティクス変換においても誤差が生じることを報告する.キネマティクス変換で生じる誤差の要因として,ヒトの腕の知覚した長さに誤差があることを新たに提案する.手先位置の知覚誤差の要因としての妥当性を調べるため,被験者に手先位置を回答すると共に,知覚した腕の状態を回答させる.そして,被験者が知覚する腕の長さにより手先位置の誤差を再現できるかを調べた.その結果,知覚した腕の長さの誤差だけでは再現できなかったが,さらに関節角度の誤差を用いることで再現できた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-03-08
著者
-
宇野 洋二
名古屋大学大学院
-
宇野 洋二
豊橋技術科学大学情報工学系
-
宇野 洋二
名古屋大学大学院工学研究科
-
福村 直博
豊橋技術科学大学情報工学系
-
今川 英紀
豊橋技術科学大学情報工学系
-
福村 直博
豊橋技術科学大学情報工学系:豊橋技術科学大学インテリジェントセンシングシステムリサーチセンター
-
福村 直博
豊橋技術科学大学情報・知能工学系
-
福村 直博
豊橋技術科学大学
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