直交フィルタバンクに対する信号拡張法とその画像符号化への応用

元データ 2003-03-01

概要

本論文では,2分割直交FIRフィルタバンクにおいて非拡張畳込みを実現するための信号拡張法を提案する.非拡張畳込みを行う手法として,線形位相フィルタバンクのための対称拡張法と任意のフィルタバンクに適用可能な周期拡張法が知られている.しかし,周期拡張法は信号端において不連続となるため画像圧縮において適当ではない.本論文では,直交フィルタバンクに適用するために,合成フィルタバンクにおける入力信号がその端で対称拡張法と同様の対称性をもつように分解フィルタバンクの入力信号を拡張することで非拡張畳込みを実現する.その際,分解フィルタバンクの係数と入力信号から決められる拡張信号には自由度が存在することを示し,拡張された信号が滑らかになるように特異値分解により拡張信号を算出する.最後に,提案法を静止画像の符号化に適用し,本方法の有効性を示す.

著者

宇戸 寿幸 愛媛大学工学部情報工学科
宇戸 寿幸 慶應義塾大学理工学部電子工学科
井上 知哉 慶應義塾大学理工学部電子工学科
池原 雅章 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科

関連論文

▼もっと見る