重複する固有値に対応する固有ベクトルを計算するQDアルゴリズム
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概要
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実対称三重対角行列の固有値が二分法などであらかじめ計算されているとき, 対応する固有ベクトルは一般に逆反復法で計算することができる. しかし, 固有値が病的に近いときなどには, 求めるベクトルの直交性を確保するために特別な操作が必要とされる. この逆反復法の欠点を補うような固有ベクトルの計算法がB.N.Parlett^<1)>によって提案されている. 本稿では, Parlett法の有効性について検討し, 逆反復法を越える方法ではないことを報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-05-24
著者
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