対象指向型Lisp : EUSLispを用いたロボット用幾何モデリングシステム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ロボットのプログラミングには3次元の幾何モデラを中心に推論、通信、データベース、MMIなどの機能の統合が必要である。従来幾何モデラはFortranなどで実現されることが多かった。しかしこれらの幾何モデラを基にロボット向きの機能を拡張しようとしても、(1)スタンドアロン型のモデラではオンラインでのモデルアクセスが不可能、(2)パッケージ型のモデラでもFortran自体の制約が強くモデル情報の共有や下位の機能の利用が困難、などの障害があってシステムの統合化が阻まれていた。筆者らは、ロボットプログラミングの核となる言語として、対象指向をベースにすることで優れた拡張性を備えたプログラミングシステムEUSLISPを開発してきた。今回、種々のロボットプログラミング機能の統合を目的として、EUSLisp上に幾何モデラを実現したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
関連論文
- 知能ロボットフロンティアとしての筋骨格ヒューマノイド (特集 生体筋骨格型ロボット)
- 1P1-F02 多種入出力を持つ全身腱駆動脊椎ヒューマノイド腱太のための拡張可能な通信システム構成
- 分散制御用リアルタイム通信Responsive Link
- DASH-4プロセッサモジュールと実時間制御系の開発 : ロボット共通基盤プロジェクト運動制御用デバイス・モジュール
- 高速・高トルク動作のための大出力2脚ロボットの開発 (第27回日本ロボット学会学術講演会論文特集号(1))
- ALL-N-021 超多自由度可変柔軟脊椎筋骨格型ヒューマノイド「小太郎」開発概要 : 愛知万博速報(NEDO次世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開発支援事業),生活を支援するロボメカ技術のメガインテグレーション)
- 2P2-61-092 電場応答性高分子ゲルを用いたロボットのしゃくとり虫運動
- 2P1-47-082 アクチュエータ機能を持つ電場応答性高分子ゲルの多リンク機構モデリング
- 知能ロボットフロンティアとしての筋骨格ヒューマノイド
- 発泡体型柔軟肉質の全身被覆分布変形感覚を備えたヒューマノイドの実現
- 仮想ロボットプラットフォーム
- 知能ロボットのめざすもの
- シングルCPU用 ART-Linux 2.6 の設計と開発
- 汎用OSとデバイスドライバを共有できる実時間オペレーティングシステム
- 高速・高トルク動作のための大出力2脚ロボットの開発
- デジタルヒューマン技術による人間システムのモデル化
- Human, the Weakest Link(日常生活にとけこむディジタルヒューマン)
- 高い移植性を持つ最悪実行時間解析手法
- 周期タスクを対象とした最悪割り込み遅延予測(オペレーティングシステム・システムソフトウェア)
- 移植性の高い実行時間予測手法の設計と実装(ARC-7:性能予測,2006年並列/分散/強調処理に関する『高知』サマー・ワークショップ(SWoPP 高知2006))
- 実行時間予測ツールの設計と実装(ARC-5: 性能予測, 2005年並列/分散/協調処理に関する『武雄』サマー・ワークショップ(SWoPP武雄2005)-研究会・連続同時開催-)
- 等身大ヒューマノイドロボットによる視覚と力覚を用いたはしご昇段行動(ヒューマノイド3)
- 移植性の高い最悪実行時間予測ツールRETASの設計と実装
- 移植性の高い最悪実行時間予測ツールRETASの設計と実装
- ヒューマノイド・ロボットのための実時間分散情報処理(実時間処理,組込システム及び一般)
- ヒューマノイド・ロボットのための実時間分散情報処理(実時間処理,組込システム及び一般)
- 動き追跡処理システム「トラッキングビジョン」
- ヒューマノイドによる多様な位置にある物体の視覚,力覚を用いた抱え持ち行動の実現(ヒューマノイド3)
- ヒューマノイドにおける先読み行動システムの構成法に関する研究(ヒューマノイド2)
- 日常生活支援のための手乗り型ヒューマノイドロボットによるポータブル状況通知システム(ヒューマノイド2)
- SFロボットのビジュアルなヒューマンインタフェース : 機動戦士ガンダムとマルチメディアディスプレイ
- 新しいソフトウェアの実現 : 科研「情報学」プロジェクトA01柱を振り返って(「情報学を創る」-科研プロジェクトがめざしたもの)
- 並列ごみ集めを備えた並列Lispによる実時間処理能力の評価
- オブジェクト指向Lisp EusLispへの並列GCの実装(並列・分散)
- オブジェクト指向Lisp EusLispへの並列GCの実装(並列・分散)
- 動的負荷分散機構を備えた分散lisp処理系の実装
- ロボティクス・メカトロニクス
- オフィス移動ロボットJijo-2 の音声対話システム
- 事情通ロボットの音声対話インターフェース
- 自律学習機能(「RWC-実世界知能」)
- オフィスロボット
- RWC自律学習機能 : オフィスロボットJijo-2わ中心として
- 並列分散リアルタイム制御用レスポンシブプロセッサ
- ブラインド信号分離におけるPCAフィルタの効果について
- Integration of Real-world Interaction Functions on the Jiio-2 Office Robot (特集 RWC研究--実世界知能の実現を目指して) -- (第2部 実世界知能研究推進センターの最新の研究成果)
- ブラインド信号分離におけるPCAフィルタの効果
- サブスペース法と空間逆フィルタを用いた音源分離
- 人間型ロボットはヒトに近づけるか
- 幾何モデリング機能を備えたマルチスレッド並列オブジェクト指向言語EusLisp
- マルチスレッド並列EusLispの分割型メモリ管理手法
- マルチスレッドを用いた並列EusLispの設計と実現
- 対象指向型Lisp : EUSlispの他言語インタフェースとウィンドウシステムへの応用
- 対象指向型Lisp : EUSLispを用いたロボット用幾何モデリングシステム
- マルチメディアディスプレイを用いた統合型遠隔ロボット制御システム
- ロボット用マルチメディアディスプレイ : 対象指向型モデリングシステム
- ETALisp上の対象指向型プログラミング機能LEO
- オブジェクト指向型ロボットプログラミング言語EusLisp(新しいソフトウェアの実現,サイバー増大号)
- StateNet : 障害回復機能を内蔵する行動空間の状態遷移図表現
- 1A1-69-095 柔軟構造に埋込可能なプレーナインダクタ触覚センサ
- マイクロホンアレイを用いた音声認識方向辞書の精度が認識率に及ぼす影響
- 2P2-79-105 人間型ロボットの物体操作のためのパスプランニング法
- 2A1-E04 柔軟センサ肉質外装と自動復帰可能な関節過負荷保護機構を備えたヒューマノイドの設計と開発
- 2P1-I13 WEBデータベースを利用したヒューマノイドの知能化と対人顔記憶利用行動の実現(ホーム&オフィスロボット)
- 2A1-D18 等身大二脚二腕ヒューマノイドにおける物理モデル推定によるドア開け動作の実現(ヒューマノイド)
- 2A1-D16 ヒューマノイドロボットによるリアルタイム方式に基づく統合型マ二ピューレションプランニングシステム(ヒューマノイド)
- 2A1-D04 プログラムとモデルの変換を利用したヒューマノイドの実時間プラグイン構成法(ヒューマノイド)
- 1A1-A04 受動関節と自動握りこみ機構を持ち力覚に基づく把持を行うヒューマノイドハンドの構成(ヒューマノイド)
- 2A1-E05 局所相関演算を用いたカメラ揺動推定に基づくロボット動作時の画像安定化補償の実現
- 2A1-E03 多種動機要因に基づき調停される対人密着並列反応行動システム
- 2A1-C17 ロボット知能ソフトウェアプラットフォーム検証用知能モジュール群/RTミドルウェアを用いた生活環境観察システムの構築
- 2A1-H10 腱駆動ロボットの特徴を利用したダイナミック動作機構(ワイヤ駆動系の機構と制御)
- 2P1-35-047 ポータブルネットワークロボットの開発とそれを用いた遠隔対話システム
- 1P1-E05 毛状触覚センサ埋め込み型着ぐるみ外装をもった触れ合い型フレンドリロボットの開発
- 2A1-D39 ヒューマノイドの環境接触型脚腕協調動作における負荷分散規範に基づく動作修正法
- 分散制御用リアルタイム通信規格Responsive Link (事業に活きる我が国発の標準化)
- 話者方向同定と雑音抑制による音声認識性能の改善 ( 音響信号処理による音声認識性能の改善)
- 遅延和アレイを用いた音源方向同定/雑音抑制システムの試作とその音声認識への応用
- 2A1-D36 筋骨格ヒューマノイドにおけるビジュアルフィードバックに基づいたリーチング動作の実現
- 2A1-D35 筋骨格ヒューマノイドの背骨を用いた投球動作の実現
- 1P1-D13 視体積交差法を用いた実時間ポインティングジェスチャ認識
- 2A1-D26 視覚による紐状物体認識に基づくヒューマノイドの生活支援行動
- 2A1-E14 マルチセンサ情報を利用したビューベーストナビゲーションの研究(移動ロボットのための視覚)
- 2A1-D28 多自由度多センサロボットの自律反応系構成法に関する研究
- 1A1-E04 筋骨格ヒューマノイド研究の展望
- 2A2-B18 力覚状態認識に基づく包丁を用いた野菜切断行動のヒューマノイドによる実現
- 2A2-A17 一般調理道具を扱う等身大ヒューマノイドの認識行動システム統合とサラダ調理の実現
- 2A2-A16 表皮視覚認識と凹凸形状へのなじみ動作に基づく野菜皮むき操作のヒューマノイドによる実現
- 1P1-E10 三次元環境認識機能を搭載した腱駆動二脚ロボットによる三次元環境モデリングの実現
- 1P1-E09 レンジセンサ搭載型無限回転パンチルトヘッドの開発と三次元環境認識システムの構築
- 2P1-D02 筋骨格多自由度ヒューマノイドにおける股関節出力増大のためのアクチュエータの配置に関する設計と開発
- うつ病検出のための睡眠の質の長期計測と解析
- マルチメディアディスプレイを用いた統合型遠隔ロボット制御法
- 2P1-B04 視覚によるモデル獲得に基づく動力学シミュレータを用いた予測行動プランニングシステム(動作計画と制御の新展開)
- 高速・高トルク動作のための大出力2脚ロボットの開発
- 人間との協同作業を特徴とする遠隔作業ロボットシステム
- 知能ロボットのソフトウェア
- 多面体間の接触による拘束条件を幾何モデルから導出する一般的なアルゴリズム