ブラインド信号分離におけるPCAフィルタの効果
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概要
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ブラインド信号分離は,複数の信号が混合されて観測される場合,観測値だけを用いて,信号を分離する手法である.ブラインド信号処理を音場において混合された信号の分離に適用する場合,音場に存在する反射音をどう扱うかがポイントになる.本報告では,音源数よりかなり多いマイクロホンで,混合信号を観測し,サブスペース法を用いて,反射/残響をある程度抑圧してから,ブラインド信号分離にかけて,信号を分離する手法を提案する.サブスペース法は,ブラインド信号分離アルゴリズムの枠組みにおいて,初段のPCA (Principal Component Analysis)により実現される.実音場における実験結果から,サブスペース法により反射音が約10dB程度抑圧されることが確認された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-12-16
著者
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