オブジェクト指向Lisp EusLispへの並列GCの実装(<特集>並列・分散)
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概要
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EusLispは,幾何モデリング機能とマルチスレッドを用いた並列プログラミング機能を備えたオブジェクト指向プログラミング言語である. EusLispの並列性能と実時間性を向上させ, ロボット制御等への適用範囲を拡大するために,マルチスレッドを用いた並列型のゴミ集めを導入した.このゴミ集めでは,ゴミ集め専用のスレッドと計算専用のスレッドを並列に走らせることにより,ゴミ集めによる中断時間を削減する.今回用いた Partial Marking GC に関しては,データ構造としてセルしか持たない単純な Lisp 処理系上での美装および実験によりその効果が報告されている.本研究においては並列ゴミ集めの実用化へ向けて,さまざまな機能を備えた EusLisp 上に並列ゴミ集めを導入する際の実装方法およびその結果に関して報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-26
著者
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