SMPクラスタ向けネットワーク・インタフェース上AM通信
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
SMPノードを用いてクラスタを構成した場合, メッセージ・パッシングによる通信では各ノード上のスレッドに対してバッファ管理に排他制御が必要になりバッファへのコピーが共有資源であるバスに負荷をかけるといった問題がある. これらは通信プリミティブをリモート・メモリ転送にすることで避けることができる. 本稿では, この実装にネットワーク・インタフェース(NI)上のアクティブ・メッセージ(AM)通信を使用することを提案する. データ転送はNI上のDMAの起動によって実行されるので, NI-NI間で要求をやり取りするNI上のAMにうまく適合する. リモート・メモリ転送ベースの並列計算では明示的な同期が必要になるが, この同期もNI上のAMで実現する. これはホスト-NI間のオーバヘッドを削減するので高速に実装できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-08-20
著者
-
安藤 誠
新情報処理開発機構
-
手塚 宏史
新情報処理開発機構つくば研究センタ
-
佐藤 三久
新情報処理開発機構
-
安藤 誠
日本鋼管株式会社情報システム部:産業技術総合研究所生命情報科学研究センター:大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
-
久保田 和人
新情報処理開発機構 並列応用東芝研究室
-
田中 良夫
新情報処理開発機構
-
松田 元彦
新情報処理開発機構
-
手塚 宏史
産業技術総合研究所グリッド研究センター
-
松田 元彦
産業技術総合研究所 グリッド研究センター
-
久保田 和人
株式会社東芝研究開発センター
-
久保田 和人
新情報処理開発機構
関連論文
- アミノ酸配列のマルチプルアライメントにおける反復改善過程の並列化とA^*アルゴリズムの適用
- 並列タンパク質情報解析(PAPIA)システムのPCクラスタ上での実現
- アミノ酸配列のマルチプルアライメント計算におけるA^*アルゴリズムの適用の効果
- A^*アルゴリズムを適用した並列反復改善法によるマルチプルアライメント
- 蛋白質立体構造データベース(PDB)の代表蛋白質決定システムの並列化
- 多次元分布の線形基底変換による圧縮表現の提案, 及びタンパク質残基間相対位置分布への応用
- 多次元分布の線形基底変換による圧縮表現の提案、及びタンパク質残基間相対位置分布への応用
- Cluster-enabled OpenMP : ソフトウェア分散共有メモリシステムSCASH上のOpenMPコンパイラ
- 高速通信機構PM2の設計と評価
- 既存OSの枠組みを用いたクラスタシステム向け高速通信機構の提案(特集:システムソフトウエアの新しい潮流)