Adaptive Garbage Collection : 実装とその評価
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概要
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ガーベジコレクション(GC)の手法の一つに, オブジェクトを寿命に応じて区別し, 不必要なオブジェクトの回収を効率良くするために最適な「しきい値」を設定して行う手法がある. しきい値の設定の仕方によってGCの効率は大きく左右される. メモリの消費の仕方はアプリケーションの実行に応じて変化するので, しきい値を動的に調節することが必要である. しきい値を動的に調節するアルゴリズムとして, Demographic feedback-mediated tenuring (DFMT)が提案されているが, この手法では, 半永久的に生き残るオブジェクトの無駄な複写の繰返しが起こる. 我々のAdaptive Garbage Collection (AGC)は, この問題を解決するための新たなGCの手法であり, メモリの消費状態に応じてしきい値を動的に調節し, 効率良く動作する. 本論文では, 複写方式の世代別GCの効率を定量的に評価するGCコストを提案し, AGCとDFMTによるGC (FGC)をGCコストに関して比較し, その有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-25
著者
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中西 正和
慶應義塾大学 大学院理工学研究科
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中西 正和
慶應義塾大学大学院理工学部情報工学科
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中西 正和
慶應義塾大学理工学部
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中西 正和
慶應義塾大学
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田中 良夫
電子技術総合研究所
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田中 良夫
新情報処理開発機構
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田中 詠子
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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中西 正和
慶応大 大学院理工学研究科
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中西 正和
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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中西 正和
慶應義塾大学理工学研究科
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中西 正和
慶応大・数理工学科
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中西 正和
慶應義塾大学理工学部 数理科学科
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