キューマシン方式並列実行の複数階層に渡る関数呼び出しフレームの併合による効率化
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概要
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本論文ではキューマシン方式並列実行におけるタスク併合の手法を拡張し, 複数階層に渡る関数呼び出しもまとめて一つのタスクとする手法を提案する. 従来のキューマシン方式は同一階層の関数呼び出しフレームをキューセグメント単位に併合してタスクとしたため, 技分かれのない深い再帰呼び出しを行うプログラムでは実行効率が低下する. そこでキューセグメントをフレームを保持するスタックと見なすことで, 複数階層に渡るフレームの併合も可能とする手法を示す. この手法を用いた処理系を実装した結果, 従来のキューマシン方式の利点を生かしたまま, 枝分かれの少ない深い再帰呼び出しを行うプログラムにおいても, 効率の良い実行が可能であることが示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-11-21
著者
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中西 正和
慶應義塾大学 大学院理工学研究科
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中西 正和
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学
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中西 正和
慶應義塾大学理工学部
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中西 正和
慶應義塾大学
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前田 敦司
筑波大学情報処理センター
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前田 敦司
電気通信大学大学院情報システム学研究科
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船戸 潤一
慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻
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中西 正和
慶意義塾大学大学院理工学研究科
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