周波数領域のInfomaxとサブスペース法を併用した音響信号のブラインド分離
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概要
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ブラインド信号処理(BSS)による音源分離を実環境で行う場合, 部屋の反射音の影響のため性能が低下する.著者らは, サブスペース法をBSSの前処理として用い, 反射音を低減してから信号を分離する手法を提案している.本報告では, 周波数領域のInfomaxアルゴリズムとサブスペース法を組み合わせた枠組みによる, 実環境での評価を行う.また, 周波数領域のアルゴリズムの場合は, permutation(チャネルの入れ違い)が問題となる.本報告では, 伝達関数の周波数間のcoherencyを利用した新しいpermutationの解法IFCを提案する.反射のある実環境での実験結果から, サブスペース法を用いた場合, 単語認識率において約18%の改善効果があった.またpermutationについては, IFCを用いた場合, 正しいpermutationを与えた場合の単語認識率と比べて約4%の認識率の低下にとどめることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-22
著者
-
北脇 信彦
筑波大学
-
麻生 英樹
電子技術総合研究所
-
小川 通朗
筑波大学
-
浅野 太
電子技術総合研究所
-
池田 思朗
さきがけ研究21
-
池田 思朗
科学技術振興事業団さきがけ研究21(理化学研究所内)
-
池田 思朗
科学技術振興事業団 さきがけ研究21
-
小川 通朗
筑波大
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