広帯域符号化音声に対応したオピニオンモデルにおける遅延劣化要因評価値の検討(触覚,五感メディアの品質,一般)
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概要
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現在,従来の電話に替わってIP電話が普及してきており,その本格普及期には通話に受話器を用いないハンズフリー通信が広く用いられると考えられる.一般に,ハンズフリー通信で従来の電話帯域符号化音声を用いると,帯域感の不足により音質が悪いと感じられる.そのため,今後は7kHz帯域の広帯域符号化音声による高品質な通信が望まれている.IP電話で用いる符号化音声の品質を評価する際に,様々な品質劣化要因が存在するときに総合の音声品質を推定するE-modelが用いられる.しかし,現行のE-modelは電話帯域符号化音声のみにしか対応しておらず,広帯域符号化音声のオピニオンモデルの標準化が必要とされている.そこで筆者らは,オピニオンモデルにおいて重要な要素の一つである遅延劣化要因評価値に関する検討を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-01-18
著者
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