ライティングスイッチフォトメトリー法により計測された唇の陰影と起伏情報を用いた口領域の自動抽出法
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概要
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ビデオカメラを用いて撮影された人間の表情を認識することは、人間とコンピュータのよりよいコミュニケーションを実現する上で非常に重要である。口領域を抽出することは、人間の表情を認識する上で重要な手がかりとなり、顔画像の符合化、合成などにも役立つ。従来の口領域抽出法では、人手で特徴点や形状を入力するものが多かった。自動的に抽出する方法も存在するが、被写体と被写体にあたる光との角度差によって変動してしまう2次元画像の濃淡値のみを用いているので、安定に情報を得ることができなかった。本研究ではライティングスイッチフォトメトリー法によって得られた唇の起伏情報(3次元情報)を用いて、口領域を抽出する手法を提案する。この手法では上唇と下唇の境界線を2次曲線近似することにより算出し、得られた境界線を中心とした部分領域内部における陰影情報を用いて口領域を抽出する。本手法を用いることによって安定に口領域を抽出することができる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
-
小川 晴彦
東京大学
-
佐治 斉
東京大学
-
日置 尋久
東京大学
-
品川 嘉久
東京大学
-
國井 利泰
会津大学
-
品川 嘉久
University Of Illinois At Urbanna-champaign
-
國井 利泰
会津大学長
-
國井 利やす
東京大学理学部情報科学科
-
日置 尋久
京都大学大学院人間・環境学研究科
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