クラスタ分析を用いた顎運動主方向の抽出による顎運動解析
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概要
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顎運動の咀嚼機能に対する影響は咀嚼メカニズムの解明に不可欠な要因となっている。咀嚼機能に関わる顎運動は個人差と食物の種類などによって千差万別の運動パターンを示し、その解析は簡単ではない。これまで顎運動の解析は様々な測度で行なわれていた。それは主に顎運動の大局的な軌跡と移動量、下顎の回転量に注目するものであり、これらの方法では顎運動を直接局所的な動きである咀嚼機能と結びつけることができなかった。そこで本研究では、顎運動の方向に注目し、顎運動と咀嚼機能を対応させた。まず、正常な咀嚼機能をもつ被験者の顎運動を測定し、顎運動の各時点での局所的な方向を求める。次に、顎運動の方向空間で、クラスタ分析を行ない、各クラスタの重心を主方向と定義する。最後に、各主方向を咀嚼機能に対応させ、顎運動の各時点の運動方向と主方向の対応関係から顎運動を咀嚼機能に直接対応させる。この方法を用いると顎運動と咀嚼機能を直接対応させることにより、咀嚼に対する顎運動の影響が容易に解析できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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