適応的なパターン変更によるシーンの三次元構造の復元
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概要
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シーンの三次元構造を理解するためには、二次元画像系列からシーンに存在する物体の形状やそれらの位置関係を復元する必要がある.三次元形状復元の代表的な方法として、三角測量に基づくステレオ法が挙げられるが、一つの画像上に写ったシーン内のある点に対応する他の画像上の点を如何に同定するかということが常に問題となる.またステレオ法は受動的な方法であるため、特にテクスチャの少ない領域においては、対応点の探索は非常に困難になる。三次元形状復元のもう一つの代表的方法として、パターン光投影法がある。投影されたパターンとそれ以外の部分とのコントラストが十分であれば、テクスチャの有無に関わらず画像からパターンを抽出することは容易であり、画像に写ったパターン上の各点がそれぞれどこから投影されたかということが同定できれば、ステレオ法と同様に三角測量の原理から、それらの点に対応する三次元座標を復元できる.本研究では、パターンを抽出した結果をフィードバックとして、次々とパターンを変更していくシーンの三次元構造復元法を提案する。この方法を用いて能動的に情報収集を行えば、より少ない測定回数で、より多くのデータが得られることができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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