一般化されたキューブにおけるマーチング・キューブ法の研究
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概要
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ボリューム・データから等値面を生成するアルゴリズムとして有名なものに、マーチング・キューブ法がある(以下、MC法と略す)。このアルゴリズムには、生成される等値面に穴のできることがあるという欠陥があるが、その欠陥は、漸近線判定法の組み合わせにより解決をされている。さて、この従来のMC法においては、スライス上のあるボリューム・データが、その1段下のスライス上のどのボリューム・データにつながっているかという対応は、全く考慮に入れられていなかった。この対応を付けられたボリュームデータ4対を頂点にもつ立体を、従来のMC法のキューブにあたるものにすることで、より精度の高い等値面の生成が可能になる。ここで、この立体を「一般化されたキューブ」と呼ぶことにする。さて、その際に2つの問題、つまり、ボリューム・データのスライス間の対応をどのように決めていくのかという問題と、一般化されたキューブにおいて等値面を生成する際に、従来のMC法についての議論をどのように修正をする必要があるのかという問題を考えねばならない。本論文においては、前者の問題については触れず、一般化されたキューブが与えられたとして、後者の問題をいかに解決をするかについて述べていく。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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