筋骨格系モデルを用いた立位姿勢における人体の安定性の計算
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概要
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人体の動きを計算機上でシミュレートするためには力学的なモデルが不可欠である。人間の動きは骨に付着した靭帯や筋肉によって制御されるのでその動きは複雑なものとなる。このため、このような筋肉や骨格に基づくモデルを用いて、人間の動きを力学的かつ動的に制御することは困難であった。そこで本研究では人間の立位姿勢における動的な基準量として安定度という物理量を定義し、導入する。更に、人体の筋骨格モデルを用いて、様々な姿勢における安定度を算出する。安定度に注意を払うことによって、筋骨格モデルに立位姿勢を保たせたまま制御することが可能となる。また、これまでは比較的曖昧であった人体の動的な安定性を数値化することができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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