空間の領域分割とその部分領域間相互作用による非線形現象の可視化手法
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概要
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今まで様々なモデリング手法が提案されてきたが、それらの多くは自然界にある複雑な現象を表現できるほどの能力を持たない。幾何学的に単純な数式で表される要素(平面や2次曲面など)をプール演算によって組み合わせて用いる方法では、物体形状の記述力に限界があり、その時間的変化にも弱い。形状の複雑さを増すためにフラクタル次元を用いる手法[1]では、一見すると自然な結果が得られるが、表面形状が構成される現象自体を正確にシミュレートしているわけではないので、物理的厳密性に欠けている。そこで本研究ではこれらの欠点を持たない手法として、現象が発生する空間を部分領域に細分し、隣接する部分領域の間で、局所的な法則をもとに相互に情報を通信しながら時間とともに変化していく全体の挙動を表現する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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