デジタル画像取引システムにおけるプライバシ保護と著作権管理のための画像分割の一手法(画質・音質評価,知覚・認知メトリクス,人間視聴覚システム,一般)

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概要

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デジタル画像取引において、販売者が画像を二つに分割し、一方を購入者、もう一方を信頼できる第三者機関に送り、第三者機関が電子透かしを入れたのち購入者が分割した画像を合成することにより、著作権と購入者のプライバシ保護の両立をしようとする研究がある。しかしその研究の手法では画像の内容と無関係に分割が行われていたため、著作権とプライバシの保護が両立できないことがあった。そこで本研究では画像を「顕著度マップ」に従って適応的に分割する方法を提案する。本研究では、提案手法と従来手法を実験によって比較して、提案手法でよりよい画像分割が可能であることを確かめた。また画像に電子透かしを埋め込み攻撃を加え、87.1%から電子透かしを取り出すことができた。これらの結果から提案手法により著作権管理とプライバシ保護をより確実にできるものと期待できる。
2012-03-09

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