動きベクトル推定とエッジを考慮した色伝播に基づく動画カラリゼーション(画質・音質評価,知覚・認知メトリクス,人間視聴覚システム,一般)
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概要
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カラリゼーションとは白黒の動画像に着色処理を施し、自然な色彩をもたせる処理である.本稿では白黒動画の新たなカラリゼーション手法を提案する.本稿が提案する手法では動画内に設定したキーフレームが着色済みと仮定して、その間の各白黒フレームでキーフレームからの動きベクトル推定により特徴点の周囲をまず部分的に着色し、その後未着色領域を色伝播により補完する.色伝播の段階では新たに9つのパターンを導入し、異なる輝度を持つ領域の境界を考慮した色推定を行うことで不適切な色の惨みを抑えることを試みている.本研究では提案手法により静止画と動画を着色する実験を行ったところ、従来手法で生じていた色の惨みが抑えられ、より自然な着色結果が得られた.一方で必ずしも適切に着色できない動画も見られた.これらの結果から改良すべき点もあるものの、従来手法に比べて着色の誤りを減らせたことから、提案手法の方が有効であることが確認できたと言える.また本稿では提案手法の応用として動画の色を修正する例も合わせて示す.
- 2013-02-28
著者
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