栄養指導に関する研究 : 第10報男子学生の食生活について

概要

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男子学生198名を対象に,食生活状況,嗜好調査,食物摂取状況に関するアンケート調査を行った。結果は次のごとくであった。1)居住形態別では3人に1人は自炊をしている。2)日常運動・スポーツの程度としては過半数の学生が運動をしていない。3)体型としては普通であるのにもかかわらず肥満意識が強く,スマート,痩せていることを望む学生が多い。4)朝食については半数の学生が欠食をしていた。5)昼食についてはほとんどの学生が大学の食堂を利用しているが,夕食については「ほとんど毎日」と「週に1〜2回」の外食をする学生が約半数を占めていた。6)嗜好度は肉料理が一番好まれており,魚料理,大豆・加工食品離れしてきている。7)食物摂取状況では肉類はほぼ充足しているが,魚介類,卵類,豆・豆製品,乳・乳製品,野菜類はかなり不足していた。8)栄養素等摂取量ではビタミンCを除くその他の栄養素は低めであった。9)健康状態では「疲れやすい」「目覚めが悪い」「体がだるい」の自覚症状を訴えている学生が多く,特に下宿生の方がより多く現れていた。
鈴鹿短期大学の論文