栄養指導に関する研究 : 第14報女子短大生における食生活と健康に関する意識について

概要

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女子短大生の食生活状況,健康状態の実態を調査し,生活状況,食行動,食意識,疲労に関する自覚症状の訴えなどについて検討した。結果は,つぎのとおりである。1)調査対象者は,自宅通学生か多く, 87.2%であった。2)アルバイトは,7割がしており,睡眠時間6時間未満の者は32.1%もあった。3)健康度では,「健康」「やや健康」と意識している者は約7割もいた。4)食行動に関して,食事量は「腹八分目」と答えた者は39.8%,また食品の組合せについては「時々考える」56.4%「いつも考える」9.0%であった。5)食意識に関して「留意している」と答えた者は約半数を越えていた。6)食意識の留意の内容に関しては「食べすぎ」「3食規則正しく食べる」「糖分・脂肪・カロリーの摂りすぎ」「カルシウム不足」に注意しているであった。7)栄養成分については,鉄不足の留意が低かった。8)食事留意の理由については「健康維持のため」「肥満を気にして」「正しい食生活の知識を習得したため」があげられた。9)食事に気をつけている者の方が自分は健康であると思っていることがわかった。10)自覚症状の訴え率は,睡眠時間の短い者の方が高い傾向がみられた。
鈴鹿短期大学の論文