栄養指導に関する研究 : 第17報女子短大生のエネルギー消費量と栄養素等摂取量について

概要

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本学食物栄養専攻女子学生を対象に生活行動調査を行い,次のような結果を得た。1)身体状況では,BMIが21.2±3.2で,肥満が8.8%であった。2)生活行動では,アルバイトをしている学生は約1/3であり,2年生の方が就寝時刻が遅く,睡眠時間が短かかった。3)生活活動指数は,1.35±0.10であった。7割程度が生活活動強度I(低い)であった。4)エネルギー消費量では,生活行動別にばらつきはみられなかった。エネルギー摂取量は所要量を充たしていなかった。5)栄養素等摂取量充足率は, Fe, Ca, VC, Cu, Mnが不足傾向であり,1年生のみ食塩が過剰傾向であった。6)PFCエネルギー比率では,脂肪エネルギー比率が27.4%で,適正比率の上限を上回っていた。7)1年生はエネルギー消費量とエネルギー摂取量のバランスが最もとれているようにみえたが,実際には大きなばらつきがあることがわかった。
鈴鹿短期大学の論文