給食管理校外実習に関する学生の意識調査について

概要

論文の詳細を見る
給食管理校外実習を終えた学生(1996年度生42名および1998年度生34名)が実習先での栄養士実務を体験してどのような意識を持ったのかを調査した。結果は、次の通りである。1)学生が希望した実習施設は、両年度ともに病院が多く、実習終了後でも病院実習をしておくと良いと思う者が8割以上あった。2)実習施設数と実習期間は、現状(1施設1週間)で十分と思う者が多い。3)給食管理業務の中で一番困難と思ったのは、両年度ともに栄養管理で、ついで人事管理、衛生管理の順であった。4)力を入れて学習しておけば良かったと思う知識には、両年度ともに栄養学、臨床栄養学、給食管理を、技術では大量調理技術、献立作成、調理技術、食事療法技術であった。また、両年度を比較すると必要性が増した科目は、大量調理技術とコンピュータの技術であった。5)栄養士の職業については、両年度ともに専門性が生かせ、やりがいがあり、世の中で必要とされ、一生の仕事とすることができる。そして、高度な知識と調理技術が必要であると思っている。反面、格好がよくなく、労働が大変で、給与が安いというイメージが強く出ていた。6)学生が描く栄養士像は、「豊富な知識と技術に優れている人」「思いやりがあり、皆から好かれる人」「指導力があり、テキパキ行動する人」「管理栄養士であること」であった。

給食管理校外実習に関する学生の意識調査について

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク