マウス肝炎ウイルスJHM株持続感染DBT細胞由来の分離細胞株の解析
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概要
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マウス肝炎ウイルス(MHV)-JHM株に持続感染したDBT細胞からクローン化した細胞について, 持続感染の成立に関与する細胞因子を解析した. 分離された12細胞株中1細胞株でのみウイルス粒子の産生が認められ, ウイルスRNAおよびタンパク質が検出された. 他の細胞株では, ウイルスRNAは検出されたがウイルスタンパク質は検出されず, あるいはウイルスRNAとタンパク質はともに検出されなかった. すべての細胞株で細胞融合活性が阻害され, またMHV-JHM株の重感染に対して程度の差はあるが抵抗性を示したことから, 持続感染細胞での細胞因子の変化が示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1995-10-15
著者
-
前田 秋彦
北海道大学
-
波岡 茂郎
全農家畜衛生研究所
-
波岡 茂郎
北海道大学獣医学部家畜内科学教室
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部獣医学科獣医放射線生物学ユニット
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医学講座公衆衛生学教室
-
渡辺 智正
北海道大学獣医学部実験動物学講座
-
石田 こずえ
北海道大学獣医学部実験動物学教室
-
前田 秋彦
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
渡辺 智正
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
水谷 哲也
北海道大学・大学院獣医学研究科・公衆衛生学教室
-
波岡 茂郎
北海道大学
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部
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- 腸内細菌学, 光岡知足編, 28名共同執筆, 朝倉書店, 東京, 1990., B-5版(182×257mm), 504ページ 18,540円, ISBN 4-254-30035-2 C3047
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