血清除去による持続感染細胞中におけるボルナ病ウイルス転写量の増加
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概要
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ボルナ病ウイルス(BDV)が持続感染しているMDCK細胞(MDCK/BDV)をウシ胎児血清を含まない培地中で培養すると, BDVの転写産物が増加することがノーザンプロット解析により明らかとなった. 特に, キャップとポリAを持たない1.9-kbのRNAは他のmRNAに比べて増加していた. このように, BDVの転写量の増加が細胞の増殖停止の影響を受けることがわかったが, N-カドヘリンによる細胞接着とは関係していなかった. 細胞の増殖を停止させてBDVの転写量を増加させる方法は, 本ウイルスの転写の機構を解明するために有効な手段になるであろう.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1999-07-25
著者
-
高島 郁夫
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
苅和 宏明
北海道大学大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座 公衆衛生学教室
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
苅和 宏明
北海道大学医学研究科附属動物実験施設
-
苅和 宏明
北海道大学 公衆衛生
-
早坂 大輔
国立感染症研究所
-
水谷 哲也
北大・獣医・公衆衛生:国立感染研・ウイルス一部
-
水谷 哲也
国立感染症研究所ウイルス第一部
-
高島 郁男
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
高島 郁夫
北海道大学 公衆衛生
-
稲垣 永恵
北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医科学講座公衆衛生学教室
-
早坂 大輔
北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医科学講座公衆衛生学教室
-
Kariwa Hiroaki
Laboratory Of Public Health Department Of Environmental Veterinary Sciences Graduate School Of Veter
-
Karaiwa H
北海道大学医学研究科附属動物実験施設
-
水谷 哲也
国立感染症研究所ウイルス第1部
-
水谷 哲也
北海道大学・大学院獣医学研究科・公衆衛生学教室
-
高島 郁夫
北海道大学獣医
-
早坂 大輔
北海道大学大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座公衆衛生学教室
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