マウス肝炎ウイルスのポリメラーゼ遺伝子に対するハンマーヘッド型リボザイムのウイルス増殖阻害
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概要
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22塩基のリボザイムコアの塩基配列と, 標的MHVポリメラーゼ遺伝子に相補的な243塩基(S-リボザイム)あるいは926塩基(L-リボザイム)の配列を有し, ウイルスRNAを切断する2種類のリボザイムを作製してMHV増殖抑制効果を検討した. 作製したりボザイムによる標的RNAの切断反応は, cell-free 条件下では温度, Mg^<2+>濃度およびリボザイム:標的RNA量比に依存して進行した. ベクターpEFに組み込んで, DBT細胞に導入して得た数株のS-, L-リボザイム高発現細胞においては, ウイルス増殖が顕著に抑制された. S-リボザイムの in vitro におけるウイルスRNA切断速度は, L-リボザイムに比べて速かったが, MHVの増殖阻害効果については両者を発現している細胞間で, 有意差は認められなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1994-10-15
著者
-
前田 秋彦
北海道大学
-
波岡 茂郎
全農家畜衛生研究所
-
波岡 茂郎
北海道大学獣医学部家畜内科学教室
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
林 正信
北海道大学獣医学部実験動物学
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医学講座公衆衛生学教室
-
渡辺 智正
北海道大学獣医学部実験動物学講座
-
前田 秋彦
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
渡辺 智正
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
水谷 哲也
北海道大学・大学院獣医学研究科・公衆衛生学教室
-
波岡 茂郎
北海道大学
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