マレック病由来リンパ腫株化細胞MDCC-MSB1の5-アザシチジン処理によるマレック病ウイルスゲノムからのmRNA合成の促進
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概要
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マレック病由来リンパ腫株化細胞中において潜伏感染状態にあるマレック病ウイルス(MDV)DNAは高度にメチル化されている. 株化細胞中においてMDVのDNAからの転写は抑制されているが, この転写の抑制におけるDNAのメチル化の影響を検討するためにメチル化阻害剤である5-アザシチジン(5-AzC)でリンパ腫株化細胞MDCC-MSB1(MSB1)を処理した. 5-AzC処理によってMDVのDNAの低メチル化が引き起こされ, またMDVのDNAの一部の領域からのmRNA合成が増加した. これらの結果はリンパ腫株化細胞MSB1においてMDV DNAのメチル化がMDV DNAからの転写を抑制している要因の1つであることを示唆している.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1994-04-15
著者
-
波岡 茂郎
全農家畜衛生研究所
-
波岡 茂郎
北海道大学獣医学部家畜内科学教室
-
林 正信
北海道大学獣医学部実験動物学
-
磯貝 恵美子
東日本学園大学
-
磯貝 恵美子
北海道医療大学歯学部口腔細菌学教室
-
古市 達哉
北海道大学獣医学部実験動物学講座
-
任 暁明
北海道大学獣医学部実験動物学講座
-
野々山 明範
タンパベイリサーチ研究所
-
波岡 茂郎
北海道大学
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