Bifidobacterium thermophilum 由来 Peptidoglycan 経口投与によるマウスの細胞障害活性の増強
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概要
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ブタ由来 Bifidobacterium thermophilum のべプチドグリカン(以下PG)をSPFのC57BL/6CrSlcマウスに経口投与し, ナチュラルキラー(NK)細胞, 腹腔内細胞障害性Tリンパ球(CTL)およびコンカナバリンA刺激リンパ球の細胞障害活性を測定し, PG無投与対照群と比較検討を行った. PG添加飼料を3週間連続給与したマウスの脾臓および腸間膜リンパ節(MLN)のNKは, PG無投与対照群のそれに比べ, 細胞障害活性が有意に高まった. しかしながら, PG1回経口投与では, PG無投与群のNK活性と差がみられなかった. PG添加飼料を2週間給与したマウスの腹腔にマウスマストサイトーマ(P815)細胞を接種し, 1週間感作後, 腹腔内CTLの細胞障害活性を測定した. その結果, PG添加飼料を給与したマウスの腹腔内CTL活性は, PG無投与対照群に比べ有意に高い値を示した. PG添加飼料連続給与群のコンカナバリンAで刺激したリンパ球の細胞障害活性はPG無投与対照群に比べ, 高い活性がみられた. これらの結果から, PGの経口投与は, マウスの細胞障害活性を高めることが確認された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1994-12-15
著者
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- 腸内細菌学, 光岡知足編, 28名共同執筆, 朝倉書店, 東京, 1990., B-5版(182×257mm), 504ページ 18,540円, ISBN 4-254-30035-2 C3047
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