マウス肝炎ウイルスJHM株のヌクレオキャプシドタンパク質を発現するプラスミドDNAのC57BL/6マウス筋肉内投与により誘導される細胞障害活性
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概要
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マウス肝炎ウイルスJHM株のヌクレオキャプシド(N)夕ンパク質をコードしているmRNA7をラウス肉腫ウイルス(RSV)のLTRあるいはヒト伸長因子(EF)1aのプロモーターによって発現するプラスミドを作製し, それぞれpRSV-mRNA7, pEF-mRNA7と名付けた. pEF-mRNA7プラスミドを筋肉内に投与したC57BL/6マウスの脾細胞はごくわずかな細胞胞障害活性しか示さなかったが, pRSV-mRNA7を投与したマウスの脾細胞はウイルスNタンパク質を発現する細胞に対して有意に高い細胞胞障害活性を示した. RSVのLTRの制御下でクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)を発現するプラスミドを投与したマウスの筋肉内におけるCATの比活性はEF-1aプロモーターを用いた場合よりも有意に高い比活性を示したので, pRSV-mRNA7とpEF-mRNA7を投与したマウスにおいて誘導された細胞障害活性の差異は筋肉内におけるNタンパク質の発現量の差に起因すると考えられた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1996-08-25
著者
-
前田 秋彦
北海道大学
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科公衆衛生学教室
-
昆 泰寛
北海道大学獣医学部家畜解剖学講座
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部獣医学科獣医放射線生物学ユニット
-
岡田 太
北海道大学医学部付属癌研究施設病理
-
伊藤 豊志雄
(財)実験動物中央研究所
-
水谷 哲也
北海道大学大学院獣医学研究科環境獣医学講座公衆衛生学教室
-
渡辺 智正
北海道大学獣医学部実験動物学講座
-
荒井 惣一郎
酪農学園大学獣医学部放射線獣医学教室
-
石田 こずえ
北海道大学獣医学部実験動物学教室
-
伊藤 豊志雄
実験動物中央研究所
-
昆 泰寛
北海道大学 獣医・解剖
-
昆 泰寛
北海道大学大学院獣医学研究科解剖学
-
昆 泰寛
酪農学園大学 放射線
-
伊藤 豊志雄
財団法人実験動物中央研究所
-
荒井 惣一郎
酪農学園大学放射線獣医学教室
-
前田 秋彦
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
岡田 太
北海道大学医学部附属癌研究施設
-
渡辺 智正
北海道大学大学院獣医学研究科実験動物学教室
-
水谷 哲也
北海道大学・大学院獣医学研究科・公衆衛生学教室
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部
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