LECラット由来線雑芽細胞における中波長紫外線(UVB)誘発アポトーシス高感受性 (実験動物学)
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概要
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LECならびにWKAHラット由来線維芽細胞株に中波長紫外線(UVB)を照射しコロニー形成法で解析したところ, LECラット細胞はWKAHラット細胞よりも高い感受性を示した. 生残率を37%に減少させるのに要するUVB線量であるD_<37>で比較してLBCラット細胞はUVBの照射に対してWKAHラット細胞より約1.5倍高感受性であった. ハイドロキシラジカルなどのフリーラジカルを効率的に除去する0.5MジメチルスルフォキサイドのUVB照射中における存在は両ラット細胞の生残曲線に影響を与えず, UVB照射時における細胞死にフリーラジカルの形成は重要な役割を果たしていないことが示唆された. UVB照射後, アポトーシス細胞の割合をフローサイトメーターを用いて解析したとき, LECラット細胞においてはUVBの線量ならびに照射後の培養時間の増加にともなってアポトーシス細胞の割合は増加した. 一方, UVBを照射したWKAHラット細胞では有意なアポトーシスの誘発は見られなかった. これらの結果はLECラット細胞がWKAHラット細胞よりもUVB誘発アポトーシスに対して高い感受性を有することを示した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
-
遠藤 大二
酪農学園大学獣医内科学放射線獣医学教室
-
奥井 登代
北海道立衛生研究所
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部獣医学科獣医放射線生物学ユニット
-
浜州 拓
酪農学園大学獣医学部放射線獣医学教室
-
浜洲 拓
酪農学園大学獣医学部放射線獣医学教室
-
鶴亀 真依子
酪農学園大学獣医学部放射線獣医学教室
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遠藤 大二
酪農学園大学獣医学部獣医学科獣医放射線生物学ユニット
-
遠藤 大二
酪農学園大学 放射線
-
Endoh D
Rakuno Gakuen Univ. Hokkaido Jpn
-
遠藤 大二
酪農学園大 獣医
-
林 正信
酪農学園大学獣医学部
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