フタル酸エステルの生体影響に関する研究 : (1) 14C-Dibutyl Phthalateのマウス体内分布
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概要
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After oral or intravenous administration of 14C-dibutyl phthalate into male mice, radioactivity was found to be rapidly distributed in the organs and tissues by whole body autoradiography. In particular, a high level of radioactivity was found in the liver and kidneys within the first hour after intravenous injection of 14C-DBP and rapidly decreased thereafter. In these male mice, the urine and feces level of radioactivity after intravenous injection of 14C-DBP reached a peak at 30min and 1hr, respectively, and then declined rapidly. However, the feces level of radioactivity after oral administration of 14C-DBP reached a peak at 6hr and then decreased gradually.From the above results, it was suggested that orally or intravenously administered 14C-DBP into male mice was readily absorbed from the gastrointestinal tract and rapidly excreted in the urine and feces.
- 日本衛生学会の論文
著者
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山口 智弘
北海道大学教育学部
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奥井 登代
北海道立衛生研究所
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小川 廣
北海道立衛生研究所
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金島 弘恭
北海道立衛生研究所
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山岸 喬
北海道立衛生研究所
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山口 智弘
北海道大学教育学部健康教育研究室
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