酸性条件下における腸炎ビブリオO3:K6株の生残性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
腸炎ビブリオ血清型O3 : K6株とその他の血清型を用いて酢酸,クエン酸,塩酸の存在下で 1% NaCl加リン酸緩衝液中での生残性を調べた.各々の血清型の間には,いずれの酸の存在下においても生残性に顕著な差が認められなかった.有機酸の存在下では腸炎ビブリオの死滅に対して,pH 5.6では酢酸が,pH 4.5ではクエン酸の効果が大きかった.米酢とワイン酢の腸炎ビブリオの生残性に対しては,大きな差異が認められず,pH 4.0ではいずれの醸造酢の存在下でも速やかに死滅した.
- 社団法人 日本食品衛生学会の論文
- 2002-04-25
著者
-
小沼 博隆
東海大学海洋学部
-
仁科 徳啓
東海大学短期大学部
-
小沼 博隆
国立医薬品食品衛生研究所
-
熊谷 進
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
長谷川 順子
東海大学短期大学部静岡校
-
工藤 由起子
国立感染症研究所食品衛生微生物部
-
熊谷 進
国立医薬品食品衛生研究所
-
工藤 由起子
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部
-
熊谷 進
国立医薬品食品衛生研究所 食品衛生管理部
-
長谷川 順子
東海大学短大 静岡校
-
工藤 由起子
医薬品食品衛生研
-
工藤 由起子
国立感染症研究所
-
仁科 徳啓
中部衛生検査セ
-
仁科 徳啓
東海大学短大
-
熊谷 進
東京大学大学院農学生命研究科
関連論文
- カビ毒の毒性 : 未解決の課題
- 家禽におけるアフラトキシンの組織中残留と卵中への移行(短報)(公衆衛生学)
- 食品から赤痢菌を分離するためのエンテロヘモリジン (E-Hly) 培地の有効性の検討
- 平成20年度 厚生労働科学研究(食品の安心・安全確保推進研究) 清涼飲料水における微生物を原因とする苦情
- 清涼飲料水における微生物を原因とする苦情事例の解析
- Vibrio vulnificus の清水港湾内における分布
- 腸管出血性大腸菌O157分離培地BD CHROMagar^ O157の評価
- 静岡県におけるヒト由来志賀毒素産生性大腸菌の血清型, 志賀毒素型, 薬剤感受性およびO157のファージ型(1987-2002年)
- 野菜滲出液とゆで汁中における腸管出血性大腸菌とサルモネラの増殖挙動
- 野菜・果物における病原微生物検出検査法の検討 : 腸管出血性大腸菌, サルモネラとリステリアの検出
- 食肉のサルモネラモニタリング
- 低線量放射線による微生物毒素産生能の変化に関する研究1 : ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌Escherichia coli O157 : H7に及ぼす影響
- Byssochlamys spp. 同定のための遺伝子指標の評価
- 食品中赤痢菌の新検査法検出感度および冷凍保存での生残性
- 腸管出血性大腸菌Ol57およびサルモネラ汚染種子における保存期間での菌の生存とその発芽野菜における汚染
- 輸入冷凍生カキよりShigella sonnei赤痢菌の検出
- 酸性条件下における腸炎ビブリオO3:K6株の生残性
- 炭疽菌芽胞に対する各種殺菌剤の有効性
- 免疫磁気ビーズ法および酵素基質培地を用いたTDH産生性腸炎ビブリオO3:K6の自然汚染貝からの検出
- 腸管出血性大腸菌O157 : H7によって実験的に汚染した野菜種子に関する研究
- 豚Eperythrozoon suis抗体検出ELISA法の確立(公衆衛生学)
- 香辛料におけるサルモネラの生残性と調理食品中での増殖性
- 食品の微生物検査法と食中毒発生時の疫学調査法(15) : 赤痢菌
- 季節と食中毒 夏場の腸炎ビブリオ対策
- 免疫磁気ビーズ法と寒天重層法の併用による損傷したYersinia enterocolitica O:8の検出(公衆衛生学)
- 国内の海産物の調査研究と腸炎ビブリオ対策
- 発色酵素基質を用いた腸管出血性大腸菌026の選択分離培地に関する検討
- 醤油及び醤油構成成分中における腸管出血性大腸菌O157:H7の消長
- ウサギにおける抗生物質投与による下痢の発症とclostridiaの増加
- 危害分析重要管理点(HACCP)システムによる食品の衛生管理
- 液卵製造工程のモニタリングによる微生物学的問題点の調査とその改善について
- 魚介類からの Vibrio vulnificus の定量検出方法の検討
- 抗原特異的IgYのヒト腸管内での安定性に関するin vitro評価法 : 食品
- 小麦製粉工程におけるデオキニバレノールとニバレノールの減衰
- FAO/WHOによる卵のサルモネラ・エンテリティディス汚染の Risk Characterization
- 日本の疫学データを用いたサルモネラ感染の Hazard Characterization
- 鶏卵の生食に伴うSalmonella EnteritidisのExpisure Assessment
- 食中毒細菌の加熱致死特性に関する基礎的研究
- Nested PCR法により測定した家畜腸内官物中のエンテロトキシン産生ウェルシュ菌の最確数
- Nested Polymerase Chain Reaction(nested PCR)と最確数法の組合せによる牛, 豚および鶏の腸内容物中のエンテロトキシン産生ウェルシュ菌の検出および定量法
- 炭素源資化性分析を用いた環境汚染糸状菌の同定および同定精度の向上
- 糸状菌の流動パラフィン重層法による長期保存後の生存性
- 食肉の汚染実態に関する研究 (平成8年度厚生省O157研究発表会)
- Salmonella Enteritidisのオンエッグ汚染に対する殺菌剤及びスプレー洗浄の効果
- ELISA法による食中毒原因食品および患者材料中のブドウ球菌エンテロトキシンの検出
- 搾乳から乳処理場における生乳中のエンテロトキシン産生黄色ブドウ球菌の汚染
- 食中毒事例から分離したセレウス菌の下痢原性および生物活性について
- チーズホエータンパク質濃縮物(CWPC)中のグリコマクロペプチドはLPS-刺激脾臓細胞におけるIgA産生を亢進する
- チーズホエータンパク質濃縮物(whey protein concentrate, WPC)に含まれる生理活性物質の検索 : 食品
- 長崎県沿岸における Vibrio vulnificus の分布と環境因子
- 静岡県における犬および猫の Coxiella burnetii 感染症の疫学
- 飼いネコの膣からのCoxiella burnetiiの分離(短報)
- Nested Polymerase Chain Reaction (nested PCR)法を用いた動物糞便および食肉からのエンテロトキシン産生ウェルシュ菌の検出法
- 日本における液卵の微生物品質とサルモネラ感染についての解析
- 食品における腸管出血性大腸菌O157およびO26の検査法に関する通知法に向けての取り組みについて
- 食品における腸管出血性大腸菌O157およびO26の検査法
- 醤油及び醤油構成成分中における腸管出血性大腸菌O157:H7の消長
- 女子短大生の食生活と基本四味質の識別との関連の検討
- 腸管出血性大腸菌O157におけるベロ毒素産生遺伝子
- PCR 法による食肉からの腸管出血性大腸菌 O157 ベロ毒素産生遺伝子の検出について
- ヒト腸管細胞のサルモネラ感染に対する特異的抗体IgYの防御作用 : 食品
- 市販の生食用カット野菜, カット果実およびスプラウトの微生物汚染調査
- 技能試験データに基づく細菌数の不確かさの推定
- 食の安全とカビ毒 (科学は食のリスクをどこまで減らせるか--食の安全科学) -- (真菌(カビ毒))
- 湯がきによる市販野菜汚染細菌の死滅に関する研究
- 有害化学物質のバイオコントロールによる小麦製品の高度安全性確保の研究
- 特異抗体IgYによるサルモネラ菌の生化学的性質の変化 : 食品
- 食事成分に対するマウス胆汁中の特異抗体の検出(食品-化学(蛋白質・動物)-)
- 市販 ELISA キットによる玄麦中デオキシニバレノールの迅速簡易スクリーニング法の評価
- 調理施設から採取された黄色ブドウ球菌のRAPD-PCR, BSFGEおよびPFGEによる遺伝子多型解析
- トリコテセンによる感染症抵抗性低下
- サルモネラ感染に対する液性及び細胞性免疫防御へのデオキシニバレノールの影響
- サルモネラ・エンテリティディスの感染に対する deoxynivalenol の影響
- 小麦におけるデオキシニバレノール汚染レベルの暫定基準について
- 連続流動培養装置によって培養されたヒト腸内フローラによる数種のマイコトキシンの分解性
- 小麦製粉工程におけるデオキニバレノールとニバレノールの減衰
- 獣医公衆衛生をめぐる状況と対応
- 食中毒予防対策のあり方に関する研究 調理施設と食品製造業における衛生管理に関する研究
- 赤カビ病に関わるマイコトキシンの毒性と小麦におけるDON汚染レベルの暫定基準について
- 免疫担当細胞に対するトリコテセンの毒性
- 食品の安全性確保のための規格基準と検出法の重要性 (総特集 培養不能細菌--VNC研究の現状と課題) -- (4章 VNC状態を想定した基準作りの考え方)
- 座長の言葉
- JECFAによる評価
- 凍結食品における腸管出血性大腸菌O157の損傷とその検出
- AOACに学ぶ試験法の信頼性確保の理念と具体的方法14 : 3-4)微生物検査における信頼性保証のあり方
- 食品衛生微生物の制御3_年次大会(パネルディスカッションより) : 卵のサルモネラ汚染とその制御
- 野菜によける微生物汚染状況とその対策
- 調理施設と食品製造における衛生管理の現状--総合衛生管理製造過程の導入状況とHACCP試行事業 (特集 HACCPはどこまで浸透したか)
- 調理加工施設におけるHACCP試行事業 (特集:HACCP 食品工場からリテールまで)
- LC-MS/MSによる米中のシクロクロロチンの定量分析
- アフラトキシンB_1の生体内運命
- Survival of Biofilm-Forming Salmonella on Stainless Steel Bolt Threads under Dry Conditions
- 各種pH,塩濃度および温度条件によるVibrio parahaemolyticus 03:K6の増殖動態
- ふき取り検査におけるふき取る強さによる菌数の挙動に関する検討
- ラピブロット Escherichia coli O157 (栄研)の評価
- 新しい試験法の標準化と導入
- 殻付卵表面の細菌汚染状況とその汚染源に関する研究
- 大豆および豆腐における Bacillus thurigiensis について
- 異なるタイプのステンレス表面におけるサルモネラ・エンテリティディスの生残とふき取り法による菌の回収