車いす体験授業における学習効果 : 家庭科教育における体験学習が高齢者・障害者理解に及ぼす効果そのII(自然科学編)

概要

論文の詳細を見る
小・中・高の「家庭科」における「高齢者や障害者に対する理解」分野は高齢社会を反映して、ますます増加している。そこで、本研究は家庭科教員免許取得をめざす学生の必修課題として高齢者、障害者に対する知識を深めるため、「家庭科教育法」授業において車いす体験実習を行った。体験実習の事前と事後に同じ項目でアンケートを行い、また、フリー記述感想によってその心境変化を分析した。高齢者や障害者に対する意識に関するものでは、事前アンケートと事後アンケートに差がない項目も多かったが、高齢者や障害者の生活環境に対する理解は実際体験することにより著しい向上が認められた。「障害を持ったときに役立つ」や、「車いすを手助けしたい」、「このあたりで車いすが使えるか気になる」、「高齢者や障害者の生活環境改善につながる署名運動に協力する」などの項目に体験後の理解が向上し、車いす体験授業の学習効果があったことを示している。フリー記述の感想によれば、この車いす体験授業を通して、どの学生も車いすの生活がいかに困難であるかを実感した。また、手助けしてほしいポイントを認知できたため、車いすに乗っている人を自信を持って積極的に手助けしたいと意識するようになった。今後も「家庭科教育法」授業の中で、この体験実習を継続する意義があると結論できる。
九州女子大学・九州女子短期大学の論文

車いす体験授業における学習効果 : 家庭科教育における体験学習が高齢者・障害者理解に及ぼす効果そのII(自然科学編)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク

車いす体験授業における学習効果 : 家庭科教育における体験学習が高齢者・障害者理解に及ぼす効果 そのII(自然科学編)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク

車いす体験授業における学習効果 : 家庭科教育における体験学習が高齢者・障害者理解に及ぼす効果そのII(自然科学編)