「南極域海洋研究における複合領域研究立案に関する研究小集会」報告
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概要
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「南極域海洋研究における複合領域研究立案に関する研究小集会」を, 平成13年5月19日∿21日の期間, 国立極地研究所大石研修施設において開催した。参加者は20名であった。本年度出発する第43次日本南極地域観測隊(The 43rd Japanese Antarctic Research Expedition, JARE-43)において, 「しらせ」以外の「専用観測船」による海洋観測計画が認められた。これは40年以上に渡る日本南極地域観測史上初めてのことである。JARE-43の「専用観測船」による観測計画は, 2001年11月∿12月に実施されるオーストラリア南極観測隊の「オーロラ・オーストラリス号」の航海, 2002年1月に実施される東京大学海洋研究所「白鳳丸」の航海に続くもので, 対象海域での時系列データを取得する上でまたとない機会である。なお, 同海域には3月中旬にJARE-43の「しらせ」が立ち寄ることになっている。本研究小集会では, これら複数船による時系列観測のコアメジャメントとなっている, 1) 一次生産, 2) ガス生産過程, 3) 生態系変動, 4) フラックス研究の4課題に関連した研究課題の検討が行われた。また, 乗船候補者の確認, 「専用観測船」に必要な諸設備の検討が行われた。
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