1991/1992年夏季の南極昭和基地周辺の定着氷下における植物プランクトン細胞フラックス(英文)
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概要
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1992年1月7日から2月6日の期間,南極昭和基地周辺の定着氷下にセジメントトラップを設置し,沈降粒子を採集した.得られた試料を基に顕微鏡観察を行い,植物プランクトン細胞数のフラックス(PN)及び細胞体積から換算した植物プランクトン炭素フラックス(PC)を見積もった.PNフラックスは,1月上旬に低く,1月末から2月初めに最も高く,その時間変動は過去の報告と一致した.しかしながら,その値は過去の報告値に比べ数倍低く,上層の植物プランクトン現存量の年変動に起因するものと考えられた.PCフラックスも,PNフラックスと同じような時間変動を示した.以前に報告したクロロフィルフラックスの値とPCフラックスを比較すると,PC : クロロフィル比は,文献値に比べやや低い約17と見積もられた.
- 国立極地研究所の論文
- 2004-07-01
著者
-
小達 恒夫
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
福地 光男
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
佐々木 洋
石巻専修大学理工学部生物生産工学科
-
小達 恒夫
国立極地研究所
-
佐々木 洋
石巻専修大 理工
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