油脂の安定性試験法の標準化-2-豚脂について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In the previous papers, the authors previously reported on the results of collaborative tests with regard to a standardization of the fat stability test on the autoxidation by using soybean oil. In this paper, the authors report on investigations concerning the stability test made on the autoxidation by using refined lard as follows : <BR>1. Results of AOM test<BR>Average AOM value of 6 laboratories was 16.2h, showing that deviations among them were small except for a specific laboratory.<BR>2. Results of Oven test<BR>The peroxide value (POV) measured by these laboratories were varied widely especially at the long standing period. A reason of this was considered as the differences of the inconsistencies on the thermostat specifications, not that the differences of the POV determination method and the sampling conditions.<BR>3. Results of organoleptic evaluation<BR>The results of organoleptic evaluation were comparatively consistent among collaborators. The correlation between the organoleptic evaluation and the POV was as given hereunder : <BR>POV (meq/kg) Flavor score Response<BR>01.3 5 Odorless, Fresh oil<BR>1.32.0 4 Slightly grassy, Flavor reversion, Nutty<BR>2.35.0 3 Slightly rancid, Heavy flavor reversion<BR>5.38.0 2 Rancid, Viscous taste<BR>8.0> 1 Strong rancid, Pungent smell<BR>4. Results of test on weighing method<BR>When the collaborators followed different specifications of thermostat, the deviations on the results obtained were very big. The greatest cause of deviations on the test by weighing method certainly consisted in various and uneven specifications of thermostat and difference of heat capacity. In the case of using the same thermostat, the deviation lessened. Therefore, if the specifications of the thermostat is unified, the standardization will be realized.
- 日本油化学会の論文
著者
-
米山 智
財団法人日本食品分析センター
-
堀川 和夫
大阪市立工業研究所
-
梶本 五郎
神戸学院大
-
石田 祀朗
日本油脂株式会社
-
藤原 正雄
不二製油株式会社
-
益山 新六
大阪市立工業研究所
-
湯木 悦二
広島県食品工業試験場
-
中山 孝夫
日本油料検定協会綜合分析センター
-
千葉 重明
吉原製油株式会社技術部
-
森島 博
岡村製油株式会社
-
石田 祀朗
日本油脂株式会社尼崎工場研究所
関連論文
- フライ油の使用限界に関する研究(V) : パン粉揚げの場合のフライ油の風味点数と揚げ物の評価
- 不けん化物測定法の検討 酸化防止剤添加法について 合同実験結果の報告
- 生ロ-ヤルゼリ-中の10-ヒドロキシ-δ-2デセン酸の定量法について(研究ノ-ト)
- 麦茶の抗酸化性と抗酸化成分
- 鶏卵揚げによる揚げ油の泡立ち性
- 柿果肉の脂質分子内におけるcis-バクセン酸の分布(生体高分子化学-脂質-)
- 油脂の変質に及ぼすコレステロールの影響
- 油脂中の抗酸化剤の熱分解について
- 油脂中のトコフェロールの分解に及ぼす油脂の熱酸化と加水分解促進剤, ならびにそれらの阻害剤の影響について
- 油脂の熱酸化におよぼすトコフェロールとシリコーン油の効果
- 油脂中のトコフェロールの熱分解に対するシリコーン油の効果
- 油脂中のトコフェロールの熱分解に対するシリコーンオイルの添加効果 : 近畿支部第17回研究発表会講演要旨
- 揚げ油の種類と泡立ちについて : 近畿支部第16回研究発表会講演要旨
- 揚げ油脂の種類と泡立ちについて
- 油脂の安定性試験の標準化(第4報)水噴霧加熱フライ安定性試験について
- 酢酸-イソオクタン法による過酸化物価の測定 油脂及び油脂製品試験法部会酸化専門委員会合同実験結果の報告
- 油脂の酸化安定性の測定 : ランシマット法,オープン試験,AOMおよび重量法試験による試験結果の比較
- 揚げ油の極性化合物定量--〔日本油化学協会〕油脂及び油脂製品試験法部会酸化専門委員会合同実験結果
- 油脂の酸化に伴う揮発性分解生成物中の有機酸の変化とランシマット法による導電率の上昇に及ぼす有機酸の効果
- ランシマット法によるフロキシンとβ-カロテン添加油の酸化安定性試験
- 揚げ油のろ過処理と自動酸化並びに熱酸化に対する安定性について
- 油脂の酸化に対する大麦水抽出物の抗酸化効果
- 抗酸化剤添加油の酸化による揮発性分解生成物中の有機酸の変化
- 廃食油から作製したせっけんの性状について
- 家庭における食用油の使用と使用したフライ油の廃棄処理
- 麦茶の化学成分
- 各種市販茶の抗酸化性とそれらの成分
- 食用油の劣化の測定法と今後の展開
- 酸および塩基性物質存在下での油脂の酸敗に及ぼす抗酸化剤の効果
- 油脂の酸化生成物による着色料の分解
- 合成着色料の抗菌性
- 廃食用油脂の有効利用
- 23.油脂中のトコフェロールの熱分解防止 : 没食子酸に対するアスコルビン酸の相剰効果 : ビタミンE研究会第2回研究発表要旨
- 34.油脂の酸化生成物(酸化酸)によるトコフェロールの分解と分解に対する脂肪酸の促進効果(第1回研究発表要旨,ビタミンE研究会)
- 泡立ちからみたフライ油の使用限界
- 各種脂肪酸とそのメチルエステル中におけるトコフェロールの熱分解に及ぼす没食子酸とチオジプロピオン酸の影響
- 変敗油の調理に及ぼす影響-38-揚げ鯨肉よりフライ油へ移行する鯨油量とフライ油の変質度
- 植物油脂の酸化生成物 (酸化酸) による油脂中のトコフェロールの分解とトコフェロールの分解に対する脂肪酸の促進効果
- 硬化植物油中のトコフェロールの熱分解に対する没食子酸, チオジプロピオン酸およびレシチンの効果
- 加熱時における油脂中のトコフェロールの分解および色調に対する水添率の異なるレシチンの効果
- 食用油脂の熱安定性に及ぼすトコフェロールの役割
- 揚げ油へ移行したコレステロールの分解と油脂の変質に及ぼす影響
- 油脂中のトコフェロール熱酸化に対する没食子酸の効果
- 植物油脂の熱酸化およびトコフェロールの熱分解に及ぼす油脂の配合割合の影響
- 自動酸化による油脂中のトコフェロールの分解に対するチオジプロピオン酸の効果
- 脂肪酸メチルエステル中の混入フタル酸エステルの簡易除去法
- SP-2300 を液相としたガスクロマトグラフィーによる脂肪酸組成の分析
- 変敗油の毒性 (第16報) : トコフェロール除去新鮮油と熱酸化重合油の栄養価の比較
- 変敗油の毒性 (第17報) : 熱酸化重合油の投与時のラット組織脂質成分とトリグリセリド組成に対するトコフェロールの効果
- 植物脂質中のcis-バクセン酸 (第2報) : マスクロマトグラフィーによる植物脂質中のcis-バクセン酸の定量
- GC-MSによるモノエン脂肪酸二重結合位置の迅速決定法とその脂肪酸分析への応用
- 金属-タンパク質複合体に関する研究 (第12報) : アルコール水溶液中におけるリノール酸の銅 (II) 触媒作用による自動酸化に対するタンパク質ならびにペプチドの影響について
- 金属-タンパク質複合体に関する研究(第10報) : 油脂中の金属酸化触媒活性に対するL-アミノ酸およびペプチドの阻害効果について
- 植物油脂中のトコフェロールの熱分解および油脂の熱酸化に対する抗酸化剤の効果
- 加熱による油脂の劣化および油脂中のトコフェロールの分解に対するアルミはくによる空気の遮断効果
- 油脂中のトコフェロールの熱分解に及ぼす脂肪酸組成の影響
- 植物油脂中のトコフェロールの熱分解に対する数種の添加剤とアスコルビルステアレートとの併用効果
- 植物油脂中のトコフェロールの熱分解に対する没食子酸, 大豆レシチン, あるいはカテキンとアスコルビン酸との混合物の効果
- ガスクロマトグラフィー・マススペクトロメトリーによる植物油トリアシルグリセロール中のcis-バクセン酸の定量
- 油脂の酸化生成物 (酸化酸) によるトコフェロールの分解に及ぼす没食子酸および大豆レシチンの効果
- 自動酸化時の酸化生成物による油脂中のトコフェロールの分解, およびトコフェロールの分解に対する没食子酸の効果
- 油脂中のトコフェロールの熱分解に対するカテキン類の効果
- 加熱時における植物油脂中のトコフェロールの分解に対するリン脂質の効果
- 油脂中のトコフェロールの熱酸化分解防止法
- 2塩基酸を用いた長鎖脂肪族エステル類の合成
- イコサンビス-(N,N-ジヒドロキシエチル)アミドの合成とその乳化剤としての性質
- 二塩基酸誘導体に関する研究-1-長鎖二塩基酸ビスグリセリルエステルの合成とその性質
- 食品のための抗酸化性物質-2-食品中の天然微量成分
- 食品のための抗酸化性物質-1-食品中の天然微量成分
- 油脂類の酸化安定性を評価するための新スペクトル法
- 抗酸化剤としての芳香族ヒドロキシ酸誘導体に関する研究 (第2報) : O/W型エマルション中のヒドロキシ安息香酸類と溶存酸素量との関係
- アミノ酸モノグリセリドエステルの合成とその性状
- 抗酸化剤としての芳香族ヒドロキシ酸誘導体に関する研究 (第1報) : ガロイルグリセリン誘導体の合成およびその抗酸化性について
- 自記差動熱量計によるモノグリセリドに関する研究 (第1報) : 1-モノパルミチンの融解熱の測定および2-モノパルミチンの異性化について
- 自記差動熱量計によるモノグリセリドに関する研究 (第2報) : 1-モノパルミチンの定量分析
- なつめ果実におけるn-5系モノェン脂肪酸の分布
- GC-MSによる高度不飽和脂肪酸の二重結合位置の決定
- 変敗油の毒性 (第10報) : 変質度の異なる大豆油投与とラッテの血液, 肝臓およびフン中の脂肪酸組成
- 変敗油の毒性 (第9報) : 加熱劣化大豆油の脂肪酸重合物の消化性
- 酵素法による油脂中の全ステロール定量と合同実験結果
- 油脂中のステロール定量法
- 成熟過程における綿実種子のリン脂質およびその脂肪酸組成の変動について
- 金属-タンパク質複合体に関する研究 (第5報) : 還元糖-アミノ酸とのかっ変物と金属との反応について
- 金属-タンパク質複合体に関する研究 (第7報) : 油脂中でのメラノイジンと金属との反応および反応物の油脂の酸化に及ぼす影響
- 金属-タンパク質複合体に関する研究 (第6報) : 酵素タンパク質と金属との反応
- 金属-タンパク質複合体に関する研究 (第8報) : みそのかっ変物と金属の反応および反応物の油脂の酸化に及ぼす影響について
- 変敗油の毒性 (第14報) : 熱酸化重合油の投与とラット組織のリン脂質に対するトコフェロール補充の影響
- 大豆種子の成熟過程における脂質とトコフェロール組成の変動について
- トウモロコシおよびヒマ種子の成熟過程における脂肪酸とトコフェロール組成の変動について
- 揚げ油の極性化合物定量 : 油脂及び油脂製品試験法部会酸化専門委員会合同実験結果
- 酸化防止剤 (BHA及びBHT) の分析方法について
- 植物油中に添加されたクエン酸の熱分解生成物とその油に対する安定性に及ぼす影響
- α,ω-ビス(アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン)型両性界面活性剤の合成と性質〔英文〕
- 油脂の安定性試験法の標準化-1-1〜4回合同実験結果
- 油脂の安定性試験法の標準化-2-豚脂について
- 過酸化物価試験法の改訂について(資料)
- 油脂の安定性試験の標準化-3-熱安定性試験について
- 栄養としての有用性から見た脂肪酸の構造
- オキシクエン酸の合成と油脂抗酸化剤としての効果
- 油脂抗酸化剤としての脂肪族オキシ酸-2-O/W型エマルションにおける溶存酸素に対するオキシ酸類の影響